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過去の独り言をどーしても読みたい!という人へ

 

 2005年  月    8月 30日 「蒲郡オレンジトライアスロン大会」

 
 

 「さぁ、それでは何の手違いか?第17回、蒲郡オレンジトライアスロン第4位、愛知県選手権第3位に入賞の、いのー選手です!」

   『どーもー!・・・って、のっけから変なジャブ入れなかったか?』

 「(無視)それでは、早速コメントを!(ごす!)」

   『ぐぇっ!・・・マイクで殴るな!』

 「これは失礼!ついついイキオイあまって振り向きざまにマイクで顔面を打ち付けてしまいました!はっはっは♪」

   『ぜっっったい、わざとだろ!』

 「(無視)まず、この結果はいかがですか?」

   『まぁ、目標の5位以内に入れたから、とりあえずは結果オーライです』

 「何か作戦とか考えてましたか?」

   『今回は、バイク!という感じで臨みました。お盆の合宿とポジション変更の成果を試す意味です。スイムは展開に併せて無難にこなす、ランは後続を確認しつつ5位以内なら無理をしない、という作戦でした』

 「それでは毎度おなじみ、コース説明と展開をお願いします」

  ☆スイム☆

 蒲郡競艇場を2周回する長方形の特設コース。昨年は2周回目の最終コーナーを曲がった後、スロープを見失ってしまうという失態をかましたので、アップ時に最終コーナーからの視界を入念に確認して挑んだ。スタートは優勝候補:竹内選手を中心に強豪が陣取る。森下選手、オープン参加のライス選手(U23世界選手権出場者)、高校生ながら高いパフォーマンスをほこる岡野選手(合宿ではバイクでことごとくちぎられた・・・)。スタートと同時に飛び出しに成功。いつもなら竹内選手が先行もしくは並ぶところだが、ケガの影響からかいつものキレはなく、先頭で引張ることができた。作戦どおり成り行きまかせではあったが、しっかり体力を温存したままトップでフィニッシュ。

 

 「・・・また長良川みたいに、後ろのウェーブの女子に負けた、なんてオチじゃないでしょうね?」

   『長良川でトップだった浅沼選手は、今回はウェットスーツ無しだったからその差が出ちゃったんだろーね。1分ちょい差がついちゃった。もう一人の崎本選手はわかんないけど、多分浅沼選手にくっついて泳いだだけ、って感じじゃないかな?』

 「すると、くそなまいきにもスイムラップは1位、と?」

   『なまいきかどうかは置いといて、まぁ、そーいうことに』

 「くぅ!こーなったらJAR○に電話してやる!」

   『待て待て待て!伏字にもなっとらんし、誇大広告もしてないだろーが!』

 「・・・じゃ、110番?」

   『犯罪でもない!先に言っとくが病人でもないぞ!』

 「うぅ・・・、このコーナーって独り言であって寝言じゃなかったはず・・・」

   『起きとるわ!ぼけぇ!』

 「まぁ、これ以上議論しても平行線なので、おぞましい事実は闇に葬りつつ、バイクにいきましょう」

   『おぞましいとまで言うか』

  ☆バイク☆

 例年より更にコーナーが増えた上、周回数も6周回(例年は4周)と、コーナーリング技術と立ち上がりの加速がカギを握るコース設定。気温上昇が懸念され、長良川での反省を活かし、ボトルを3本準備(1本は体の冷却用)。さらにいつもより多めににがりを入れ、ミネラル欠乏を防ぐ。今回のバイクの目標は森下選手から20kmまで逃げることとし、最初から踏んでいった。1km過ぎでライス選手に、2kmくらいで竹内選手に捕らえられるが、3周目までは思っていたほど差は開かない。しかし、それ以上のスピードで後ろから森下選手が迫ってくる。4周目突入直後にパスされたが、目標としていた20kmまで逃げることはできた。しかし、ここから離されては、せっかく逃げた意味もなくなってしまう。そんな思いでペダルを踏みつづけたが、最終周は目に見えて速度ダウン。周回遅れの選手にまでかわされる始末。ペース配分という点で課題は残るものの、バイクラップ8位は合宿&ポジション変更の成果と受け取れる。ちなみにボトルは3本ともほとんど空に。

 

   『予定通り!しかし、次(ラン)につなげられなきゃ、これも空振りに終わっちゃうからねぇ』

 「こんだけ飛ばしゃ、足攣るんじゃない?」

   『まさしくそこが今回の狙いのひとつでもあったんだね。もちろん、レベルとしてはまだまだ満足いくものではないですが。足は無事だったし、さすがにパワーセーブした音吉ほどじゃないけど、そこそこ足は残ってました』

 「そーいや、前やったドラフティングって今回は大丈夫だったの?」

   『こうコーナーが多いと、集団になると逆に位置取りができず、ロスしてしまうことが多々あるし、何よりコーナーの速度って、ある程度だったらそう大きく変わんないんだよ。普通に3km/hの差があるとしてもコーナーではせいぜい0.5〜1km/hくらいかな?当然状況や技術によって差は出るけど。さらに、コーナー後の加速はもろにパワー×ペダリング技術の差が影響するから、そこで消費する体力・筋力は集団でも単独でもあまり変わらないんじゃないかな?』

 「じゃ、むしろドラフティングはジャマ、と?」

   『今回のようなコースに限ってはそうかも』

 「それじゃ、最後はランを」

  ☆ラン☆

 ほぼフラットな対面コースを3周回。日陰はほとんどなかったので、エイドでの給水と冷却を必ず行うようにした。オープン参加のライス選手を除くと3位を走行。折り返しで後続との差を確認すると、予想以上に近い位置に三澤選手がいたので、こちらはパスされてもいいや、って気持ちで当初の作戦通り、全力ではなく余裕を残す走りを意識。5km地点でパスされる。3周目の折り返しで後続を確認すると岡野選手が接近しているのが分かったが、このままで逃げ切れると思い、特にペースアップはしなかった。残り300m地点で一度後ろを振り返るも、岡野選手の姿は確認できない。計算どおり、と思っていたが、後ろから「ラストぉー!」の叫び声が。声に聞き覚えがあったし、このタイミングでこのセリフ・・・。間違いなく岡野選手と断定した。どうやら振り返った時には見落としてしまっていたようだった。そこでちょっとだけペースアップし、ゴールテープを切った。・・・声が聞こえなければ多分かわされていただろう。ともあれ、次週の佐渡に向けて作戦通り、余力を残してのゴールとなった。

 

   『とにもかくにも、バイクの成果がイチバンの収穫だね。合宿の環境を提供してくださった長野の河野さん、バイクポジションのアドバイスをくださった森下さん、疋田さんに何とか顔向けができるってもんです』

 「どーいうアドバイスもらったの?」

   『秘密です♪』

 「・・・・・・・・・(かなりイライラ)!」

   『さて、そろそろ定番の凶器攻撃がきそうなんでこの辺で!(ダッシュ!)』

 「逃がさーん!」

   『うわぁぁぁー!その戦車、どっから持ってきたー!?』

 「ひき殺してやるぅー!」

   『どおぉぉ!?』

 「はーはっはっは!さっさと逃げないとノシイカになっちゃうわよー!(ガクン)・・・あら?」

   『・・・・・・ガス欠?』

 「・・・・・・そーみたい」

   『・・・・・・・・・・・・』

 「・・・・・・・・・・・・」

   『・・・どーするよ?この空気・・・』

  

 ―ひゅぅぅぅ・・・季節に似合わぬ寒風が吹き抜ける・・・完―

  さて、次回は本編でもちょっと触れてますが、昨年に続き佐渡Aタイプに参加してきます。昨年もそうでしたが、しっかり楽しんできます!鏡の前でポージングしつつお待ち下さい。

 

 

 2005年  月    8月 23日 「足音」

 

 さて、今回は久々にもとの形式に戻っての独り言です。内容は、ランニングについてです。が、所詮はシロウトランナー、フォームがどうこうというのではなく、自分が気にしているところを紹介するだけです。参考になるか、全く無駄になるかは受け方によりそれぞれ・・・かな?

 本題に入りますが、私がランニング時に感覚の次に調子のバロメータとして活用しているのが、足音です。音というのは空気を振動させるエネルギーです。遠くに音が響くのは、温度や湿度によって変化はありますが、基本的には、より大きなエネルギーを必要としているわけです。つまり、耳に入る足音が大きく、長いほど消費エネルギーは大きくなるというわけです。しかし、全くの無音で走るのは不可能です。しかも、いちいち足音を気にして走っていては精神的に窮屈でしょう。また、足音には、相手にプレッシャーをかけられるというメリットもあります。以上から、私は「このランニングシューズでこの道を走ったらこういう音だな」という漠然たる感覚のみを持っており、「音を小さく」というのはあまり気にはしていません。強いて挙げるとすれば、他人の音の大きさと比べてどうか?地面を擦るような音は出してないか?くらいです。スイムのフォームと同様、必死な状況で足音なんて気にする人はあまりいないでしょう。しかも、トライアスロンでは、濡れた状態での走行が多々あります。そんな時は全く参考になりません。スイムのフォームにしろ、ランの足音にしろ、あくまで練習で身につけたものを無意識に本番に使えるようにしたい、という考えは同じなわけです。本当は「こういう音が調子よくて、こういう音がやばい時だ」というように紹介したいのですが、いかんせん、個人の感覚ということと、文章ということで伝えきれないです・・・。基本的には先に述べたように「音が大きい」と感じる時は

  @スピード(ピッチ)を上げている時

  Aストライドが広すぎる

  B体重移動がうまくできてない(重心が大きく上下に動いている)

 

 @はバイクやスイムでもケイデンスやストロークを上げることによる、ペダリング、フォームの崩れ、という見方と同様でしょう。これによる音の変化はあまり気にはしません。

 Aはかなり気にします。ストライドが広いということは、それだけ着地時にかかる体重が大きくなる上、着地→体重移動→地面を蹴る、までの時間も長くなってしまいますので、足の筋肉&関節に大きなダメージが蓄積しやすいからです。特に私は、膝に若干の不安を抱えているので(注意しているおかげで最近は大丈夫ですが)なおさらです。また、ストライドが広くなる、ということはほぼ間違いなくペースアップした時でしょう。膝痛回避のため、私はストライドによるペースアップではなく、ピッチによるペースアップを心がけるようにしています。まあ、ストライドも伸びてはいるでしょうが、私の意識はピッチです。もちろん、ストライドが広いほうが何かと有利なことも多いですので、バウンディングなどで着地に対する衝撃への抵抗力は養っているつもりです。

 Bは練習などでもジョグやLSDのようなペースを落とした時ほど起こりやすく感じます。ここで意識できないと、ペースが上がったときにしっかりした体重移動は難しいでしょう。私自身の意識は必要以上に重心が上に行かないように心がけています。常に重心が前へ前へ、という感じで、重心がいかに振幅の少ない波を描けるか、というイメージです。

 後は「地面を擦ってしまう音」をよく気にしています。擦る=摩擦によるエネルギーのロス発生です。しかもこれは、「地面と靴の裏」だけでなく、「足と靴の中」という2箇所で発生してしまうため、私は非常にロスを感じてしまいます。さらに後者は、後々に足の裏にマメや靴擦れといった強烈なダメージを残しかねません。グラウンドなど、地面が土のところでは顕著に音として現れるので、一度試してみてはいかがでしょう?私の意識は、着地で擦れ音を少なくする感じです。着地で擦れ音が大きいということは、着地でブレーキをかけてしまっている可能性が高いからです。当然、地面を蹴った時の音にも擦れ音がない方が効率的な動きができているのでしょうが、とにかく着地の音の方が重要だと思っています。音の大きさと同様、擦れ音もペースアップと共に大きく、長くなっていくのがよく分かります。つまり、ペースアップ時での効率的な動きが身についていない、ということです。今、取り組んでる課題の一つです。

 いろいろ書いてきましたが、今回はほとんど私自身の感覚を辿った部分が多く、伝わりにくいとは思っています。それに、私自身、ランナーというわけではないので、胡散臭く感じてしまった人もいるかもしれません。さらに、思ったとおりスイムに比べて文章も短いです・・・。読んでくださった方がどのような反応を示すかはちょっと怖いですが、内容が参考になれば幸いです。

 それでは、次回は蒲郡オレンジトライアスロンレースレポート!・・・はぁ、また、アイツとドツキ漫才か・・・と、ため息をつきつつお待ち下さい。

 

 

 2005年  月    8月 10日 「ドラフティング」

 

   『さて、予告どおりドラフティングについて今回は語らせていただきます』

 「よろしく〜」

   『一応、ルールとして競技規則に記載されているけど、ここではその文章は載せません。堅ッ苦しいんで。あと、今更ドラフティングに関してあれこれ説明する必要もないでしょう。何?説明して欲しい?そーいう方は前回の独り言をご参照下さい。よーするにインチキのことです』

 「・・・・・・」

   『ま、冗談はさておき、ざっとだけ。現在のルールでの範囲は、前車の後輪後端から自分の前輪前端まで7m、横は両サイド各1.5mの3mとなっています。ちなみに昨年までは車間5m、2m(両サイド各1m)でした』

 「そんな、ンmだなんて言ってもマーシャルさんだって人間なんだから目見当だけではきっちり測れないでしょ?」

   『ま、個人差が出るかもしれないけど、注意を促すことはできるわな。それに、これはあくまでオレの考えなんだけど、登りに関してはそんなに厳しくせんでもいいと思うんだわ』

 「???」

   『例えば10%くらいの登りの1秒って恐らく2〜3mくらいしか開かないし、登る距離が長くなると実力差が出やすいんだ〜ね。それに対し、平地や下りの1秒ってヘタするとドラフティング領域から外れちゃうんだよ』

 「あんまし意図が伝わらないんだけど・・・」

   『要は平地から登りに差し掛かったと想定すると、入るつもりがなくてもいきなりドラフティング領域に潜り込んじゃう場合もあるってこと。そこまで考えると、最初から相談して、のようなわざとでない限り反則を取る必要はないと思ってます』

 「基本的なこと聞いていいかしら?」

   『どうそ』

 「随分ドラフティング反対!ってムキになってるけど、そんなに効果があるものなの?」

   『そうやね〜。オレの例で申し訳ないんやけど、よく走る長良川だと、条件にも左右されるけど、だいたい37km/hアベレージなんだね。それが、昨年ドラレースで5人パックを組んだ時は40.0km/hアベレージでした。ちなみに昨年は単独走だと35km/hアベレージしか出せないくらいの走力しかなかったんで、このときのランはもぉ、ヘロヘロもいいとこ。でも、バイクでのアドバンテージがあまりにも大きく、後続から逃げ切れたんだ』

 「ま、無理すれば5km/hくらいだったら・・・ってとこ?そこまでいかないとしても、37キロと40キロ・・・その差3キロねぇ〜」

   『まだピンとこないみたいやね。じゃ、時間に直してみよう。40km/hアベで40キロ走るとちょうど1時間やな。37km/hアベだと1時間4分51秒6くらい。ま、約5分の差が出るわけだ』

 「むむむ・・・」

   『これまた自分の体験やけど、高速パックに入れば3km/hくらいなら単独で走るより速い上に楽にランに移れるんだな』

 「5分速い上に少ない疲労でランに移れるなんて・・・」

   『そ、同時にバイク終わったとして、ランの力が同じくらいなら、もう勝負は見えるよね。音吉&長良川のドラ連中(すれ違いざまの確認や、昨年の結果からバイクラップがありえないタイムできていた“人間”←もはや“選手”とも表現したくない)に、ごっそり5分足したとすると、かなり順位が上がっちゃうからねぇ』

 「本部に訴えてやりゃいいじゃん・・・ていうか、そんなとこまで調べる!?随分とインケンな奴ね〜」

   『ほっとけ。そんだけ今回のことにはちょっと腹立ててんだから。話をもどすと、本部にも何回か文句言ったことはあるよ。皮肉もね。それでインチキ君が何とかなりゃいいけど、奴らからすりゃ、「負け犬が何いってる」って感じで、反省なんてカケラもしてないよ。特にそれで入賞した奴らはその順位を手放したくないから自己申告する奴なんて・・・ゼロとは言わないけど、まぁ、いないと思っていいね。それに本部に掛け合ったところで本部も自分も後味の悪い気持ちしか残らんよ』

 「じゃ、ドラフティングをなくす方法って・・・・・・」

   『今すぐ!ってんなら、まず、違反者を厳しく罰すること。ま、全部は無理なんで最低でも上位順位に影響しそうな連中に、失格・・・とはいかないまでも、集団ならペナルティでタイム加算、一人なら一旦降車して再スタートするストップ&ゴーを適用すべきだね。ま、それでも1度目は「警告」で2度目以降の適用かな。何にせよマナーとモラルが全くなってないからそーいうのに呼びかけても100%改善は無理(断言)。実際痛い目を見るのがイチバン』

 「ふむふむ・・・って何か今回は真面目すぎて調子狂っちゃうんだけど」

   『オレはいつでもマジメだッ!とにかく、禁止されてるドラフティングをやるなんてのは自分のトライアスロン理念にポリシーが全くない連中だよ。そんなにやりたいならドラレース、練習、バイクの耐久レースで好きなだけやって、ドラフティング禁止レース(以下:ノンドラレース)に来るな!って感じ』

 「何か今日はみょーにテンション高いし、回りの目を気にしてないカゲキな表現も多いわね。なんでそこまでドラフティング憎し!なの?」

   『むっ?ちょっと感情的になりすぎたか?ここまで言っちゃうと誤解を受けかねんので弁明させてもらうけど、“ドラフティング”が嫌いなわけではないですよ』

 「なにを今更・・・」

   『だって、エリートのドラフティングフリーレースは見てても迫力があるし、実際に参加してみてノンドラレースにない楽しさもあったし。それに練習では速い人の後ろに着くことで、自分で出せない速度の体感もできるし、練習距離も伸ばせるし。抜く時、抜かれる時は必ず避けて通れないから、練習でそのへんを体験することで本番での危険回避にもつながるし。ルールを守らんのがけしからんって言ってるだけなんだけど』

 「ドラフティング効果にしろ言いたいことにしろ、だいたい分かったわ。って言ってもこんなところで変なおっさんが騒いだ程度じゃ改善されそーにないくらい根深そうね」

   『うぅ・・・、個人ってなんて無力なんだろ・・・。でもホント、何とかしてほしいもんです。モチロン自分もこのまま終わるつもりはないですが』

 「なんかするの?」

   『それは・・・秘密です♪』

 「・・・・・・前回のレポートの感想にこーいうのがあったんだけど・・・・・・」

   『何?』

 「『脳天チョップと首締めだけでは物足りません。ちゃんと仕留めてください』だって」

   『う・・・、ホントに来てるし・・・』

 「っていうわけで、さっきの秘密を明かしてくれないと“何本のビール瓶頭強打でアンタが気絶するか?”を実験したいと思いマス」

   『いや、ただ単にドラフティング連中相手でも引き離してやるだけの力をつけてやろうってことなんだが・・・』

 「それだけ?」

   『うん』

 「んなしょーもないこと秘密にせんでいいわッ!ってわけでお仕置きけってー♪」

   『ちょ・・・ちょっとまて!話がちが・・・!』

 

 ―5分後―

 

 「いやー、今回はあんまし話せなかった分も、この32本のビール瓶強打に込めました。・・・20本目くらいからは悲鳴も聞こえなくなったのでそこら辺で既に気絶していたかも知れませんが。残りは先週の不足分です。それでは〜」

 

 ―終了―

 

 冗談は抜きにして、ドラフティングはホントにやめましょう!もし集団落車なんてことが起こったら、大会そのものの存続が危ぶまれてしまいます。そうなった時、あなたは責任取れますか?その大会を楽しみにしていた人に、そして何より大会運営者に多大なご迷惑をおかけしてしまいます。また、“自分は大丈夫!”と思っていても、他人に寄ることでもらい事故を起こす可能性も考えられます。自己過信せず、ルールを守って大会を楽しみましょう。

 それでは次回はランニングについてです。ちょっとしたことですし、人のモノは気にすることがあっても自分のモノはあまり気にしない人がほとんどだろうと思いますが、私は自分の調子を見るのに使ってます。暑さにやられつつお待ち下さい。


 

 

 2005年  月    8月 3日 「長良川大会レポート」

 

   『あう〜』

 「?」

   『ほえ〜』

 「もしも〜し?」

   『ごろな〜ご』

 「てい」

   『うおぅ!?何じゃい!いきなり脳天チョップを叩き込んできやがって!』

 「独り言、始まってるよ」

   『なにぃ!?いや〜すまんすまん。脱水気味で忘我の境地を彷徨っておったわ』

 「しっかし、今回はすごかったわね〜。人が倒れるは倒れるは。コース上に救急車まで出動する始末」

   『オレもあんだけ人が運ばれる大会は初めて見たよ。正直オレも危なかったし』

 「どんな感じだったの?」

   『キサマと顔を合わせなアカン時ぐらい気分悪かった』

 「ま・ぢ・め・に・こ・た・え・ろ・〜!」

   『わ゙っ!わ゙がっだがら゙、ぐびを゙じめ゙る゙な゙〜!』

 「人間、素直&マジメが一番よ」

   『げほっ!全くもって説得力がないが・・・。とにかく起きていても寝ていても視界がグルグル回っている感じで、船酔い+グルグルバット10周やった後、というのが一番近い感覚かな?』

 「ぐるぐるばっと??」

   『知らない?運動会とかで、地面に垂直に立てたバットに額をつけてグルグル回ってゴールに向かって走るやつ。平衡感覚がなくなってるから何人かは真っ直ぐ走れなくて、途中で倒れるのを見て会場が笑いで盛り上がるんだけど』

 「(実際にやっている)」

   『・・・何でバットを持ってる・・・?』

 「うをっ!?こりゃ、確かにきついわ」

   『とりあえず他の方々のゴールを見たかったんだけど、30分くらい動けませんでした。その間色々お世話をしてくっださった、鉄平コーチの奥様と今野選手にはカンシャです』

 「う〜ん、あんなんが30分も続けば、そりゃ気分もわるくなるわね」

   『ま、自分も苦しいレースだったけど、それは他の人も一緒だからね。その中でよく粘れたと思うよ』

 「え・・・と、7位だっけ?」

   『第1ウェーブでは5位だったから、そのままかと思ってたんだけど、第3ウェーブに隠れた強豪がいたんだね。それはちょっと悔しかったけど、今シーズンで一番満足なレースだったかな?』

 「それじゃ、種目別で、スイムからいきますか」

   『水温が27℃と高く、スタート直後から既に暑さによる脱水が懸念されました。特にフルスーツだったんで危険回避のため、音吉より若干ペースを落としで様子を見ながら泳ぎました』

 「ほうほう、中々慎重な滑り出しね」

   『今回も竹内選手と併泳を続けていたものの、右側呼吸の私には左に張られたコースロープを見ることができず、竹内選手の後ろに陣取り、泡を追いかける作戦に変更しました。程なくしてこれまたジャパンカップでも活躍していた藤村選手が先頭で合流し、3人で縦列スイムを展開しました』

 「藤村選手って、確かチームゴ〜ヤ〜の昨年の長良川チャンピオンね?」

   『そーです。昨年は台風で距離が半分だったにもかかわらず、さくっと離されましたが、今回は何とかはりつけました。・・・とは言うものの、本調子じゃなかったのは知ってたんだけどね』

 「さて、スイムもいよいよ折り返し、後半ですが・・・」

   『後半もほとんど作戦を変えず泳ぎましたが、前方では竹内選手が先頭に踊り出たようでした。しばらくして、右側にもコースロープが張られている区間に入り、“らっき♪”と思い、2人からは離れてコースロープ沿いを泳ぐようにしました。・・・が、いきなり海(川?)藻に関節技をくらってしまい、脱出に手間取りました。何とか持ち直し、それ以上差をつけられることなくスイムアップできました』

 「今回はスイム3位?」

   『さらに第4ウェーブの女子選手2名に負けた・・・』

 「ぷっ(笑)」

   『・・・ままま、後のことを考えてペースダウンしたと思って・・・』

 「はいはい、そーいうことにしといたげる」

   『イマイチ釈然とせんが・・・。トランジットでラックに入る位置を間違え(実はあってた)、ちょっと大回りしたため、2名からは遅れてバイクスタートしました。スタート直後、ゴ〜ヤ〜のジュニア選手(ユニフォームだけで判断したので名前まではわかりませんでした。すいません)から名前で応援していただきました。チーム枠を越えた応援に、嬉しさがこみ上げてきました』

 「・・・・・・自意識過剰?」

   『ち・・・ちがうもん!ちゃんと顔はこっち向いてたし、回りに選手がいなかったもん!』

 「じゃ、これもそーいうことにしときましょ」

   『がるるるる・・・!(ちょっとキレ気味)話を戻しますと、前方を走る藤村選手との差がつかず離れずだったので、後姿を目標に追いかけました』

 「追いつくわけないのに」

   『んなこたぁ、オレが一番よくわかっとるわい。ま、実はバイクポジションを一週間でいじっており、それをためす意味も今回は含まれていました。・・・ホントはシーズン中にポジションいじりなんてするもんじゃないんですが・・・。2周目に入ると周回遅れの選手と合流したため、藤村選手の姿を見失ってしまいます。今回は“20kmまでは逃げちゃるッ!”と思っていましたが、13km過ぎに森下選手の特急バイクにあっさりかわされました』

 「相変わらず、強烈なバイクね〜。桁が違いすぎるわね」

   『何かも〜、別次元って感じ。でも、オレだって1〜2年後には・・・』

 「はいはい、夢見るのはタダだからね」

   『くそ〜・・・、今に吠え面かかしちゃる。え〜と・・・、2周目後半からはドラフティングの温床と化した私からすれば最も恐れていたイヤ〜な展開に・・・』

 「ちょっと待って。“どらふてぃんぐ”って何?」

   『(ぽんっと手を打って)そーかそーか、キサマにゃ説明してなかったっけ。じゃ、次回やろっか。ま、簡単に言うとインチキだ』

 「・・・すいません、簡単すぎてよくわかんないです・・・」

   『他人の後ろについて空気抵抗をなくして、楽して速く走るというインチキのこと』

 「でも、ジャパンカップなんか見てるとみんなやってるじゃん」

   『あれは、ルールとして認可されてるからできるんだよ。もちろんこの場合はインチキでも何でもなく、戦略って見方になるけど。今回に限らず我々一般の大会は接触落車等、安全面を考慮して大会運営側が禁止してるんだよ』

 「それを守らないとは・・・」

   『そ、まさしくインチキの他何でもないってこと』

 「アンタはやってないの?」

   『ルールで許される範囲ではやってる・・・ていうか使わらざるをえないところだけ使ってる』

 「どーいう時?」

   『抜く時、抜かれる時はどうしてもドラフティング領域に入っちゃうからこればかりは仕方ないね。あとは道が狭くて抜けない時、カーブなどスピードが出せないところ、かな?一応抜く時も“15秒以内に抜く意思を持って”てことがしっかりルール化されてるよ』

 「ま、表面は分かったから詳細は次回よろしくぅ〜」

   『そんなわけで、私が見つけたドラ野郎共にはバラけるように声を掛けつつ走行。その後、原選手にかわされる。バイクフィニッシュ手前で今井田選手・樋口選手にかわされ、7番目にバイク終了』

 「やはりここはバイクのショボさが浮き彫りになっちゃったね〜」

   『う・・・。毎度毎度へこんじゃうんだよね〜。でも、今回は意図してちょっとペース落としたから。言い訳でも何でもなく』

 「脱水のこと?」

   『ごめいと〜!しかも今回は準備したボトル2本では足らんかった。最後の5kmは給水無しだったからランの途中でマズい状況になるかも・・・って不安だったっす』

 「じゃ、ランね」

   『スタート直後に樋口選手をかわし、前を行く今井田選手に追いつきます。2言3言交わした後、併走が続くが、リズムを取り戻した今井田選手が再び前へ。スタート直後はかなり余裕がありましたが、やはりバイクでの給水不足がたたり、正直リタイアしようか、と考えてしまうくらい苦しいランニングとなりました。その様子は顕著に現れ、2周目、三好SATC:尾関選手にパスされます。・・・といっても1周回違いましたが。とんでもないペースで前に走り去る尾関選手を見て、“こりゃ、後ろからまくられるな”と思いました。オマケに3周目はこれまた周回は違うものの、女性アスリートにも抜かれ、嫌な雰囲気が漂っていました』

 「つまり、みんな最初は調子よくランに入れているってことかしら?」

   『だと思う。リザルト見たら最終的にはあの尾関選手でさえオレより遅くなってたからね。まー、オレは“最初から最後まで同じペース”と“給水はすべて行う”を実行したおかげで何とかなったんだと思っとるけど。あと、観戦に来てた方からは“よく動いてたよ”と言われたけど、多分、“回りの選手が潰れてしまった分、よく動いて見えた”だけだと思ふ。43分もかかってランラップ11位なんて信じられないもん』

 「じゃ、ラン後半の実況を」

   『2周目後半には藤村選手を捕らえることができましたが、彼からすれば練習不足の上、この条件ではいた仕方ないでしょう。その後、3周目に入ろうかというところで先行した今井田選手との距離が詰まっているのが見えました。行けるか?と、ちょっとペースアップするものの、やはりあちらもタダモノではありません。結局差は詰まらず、そのまま5番目でのゴールとなりました』

 「それで、第3ウェーブが混ざると7位、と」

   『目標の5位には届かなかったからねぇ。いいレースだったとはいえ、まだまだ満足するには早いよ』

 「そーですか。じゃ、シーズンも後半戦ですね。てきとーに頑張ってくださいな」

   『はいよー』

 

 ―終了―

 

 長良川に参加されたボランティアならびに応援の方々、暑い中大変お疲れ様&ありがとうございました。選手としてレースに集中できるのも皆様のご協力があってのものです。今後もご迷惑を掛けることが多々あるかもしれませんが、これに懲りず大会を支えてください。そして、選手の皆様も大変なレースだったと思います。ご自分の体のケアをしっかり行い、充分な休養をとって次回のレースを楽しみましょう!

 次回は本編にもありましたがドラフティングについて・・・。こーいう場ですのでホントはやりたくないのですが、音吉・長良川と、あまりにも目に余ってしまったので。もちろん実名の公表による誹謗中傷には充分注意するつもりですが、何分、文章になれているわけではありませんので気分を害してしまう方もいらっしゃるかもしれません。その時はご一報ください。では、しっかり水分補給しつつお待ちください。
 

 

 
 


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