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トシの独り言

 

過去の独り言をどーしても読みたい!という人へ

 

 2007年     12月26日 「陸上トレーニング」

 

 『いや〜!2007年もあっという間に終わってしまいましたね〜!』

   「トライアスロンに関しては、ほっとんど何にもできなかったわね〜」

 『うぐ・・・!まぁ、これは自業自得だからいいとして』

   「今シーズンの目標発表かしら?」

 『うむ!まずはそのとおり!!』

   「・・・まずは・・・?」

 『あとでちゃんと予告の筋トレ続編もやるよん♪』

   「んじゃ、早速聞いてあげましょか」

 『今年はまたまた趣向を変えました』

 

   1:練習時間の高効率化!

   2:日本選手出場権利獲得!

   3:絶対無理をしない!

 

   「・・・目新しいのは1番くらいしかないんだけど・・・?3番の『絶対無理をしない』なんて絶対無理だと思うし」

 『仕事と家庭を持つ以上、練習時間が削れるのはしょうがないこと。
 でも、やり方次第で維持もしくはレベルアップしてやる!って目標です。
3番については・・・まぁ、のちほど』

   「いっつもいっつも目標が抽象的だからダメだと思うんだけど」

 『そこでっっっ!今回は各目標に月間目標というものを作って取り組むようにしました!!』

   「どんなの?」

 『うむ!説明していけばキリがないので、軽く説明します』

 

 ・目標を達成するために、練習でこれをクリアしていたい!という目標を決める。
  【例:
5月で1500mスイム20分切る→100m×20本 1:30サイクルで全部1:17以内】

 ・目標の練習に向かって、各月で徐々にステップアップしていく。
  【例:
1月は1:40サイクルで20本、2月は1:30サイクルで10本、3月は15本 4月で20本、5月で目標達成!】

 ・月前半は目標を距離と強度から挟み撃ちで鍛えていく(強度↓+距離=or↑、強度↑+距離↓)。
  【例:1:40サイクルで25本1:25、1:40サイクルで10本1:15以内、など】

 ・月後半で目標練習を行い、進捗をチェックする。
  【例:
2月23日、1:30サイクル10本1:17以内にトライ!】

 ・目標と実績を比較し、大きな遅れがなければ次ステップへ、大幅遅れたら挽回計画を立て、次月で立て直す
  【例:
10本クリアor2本だけNG→次月目標へ。4本NG→挽回へ】

 

   「・・・ホントにやってるの?」

 『おう!11月から試験的にやってきて、いい感じでこれたので、まずは6月まで続けてみます』

   「おぉ〜!何か少しは進歩しているみたいね」

 『んで、目標を紙に書いて常に持ち歩いていると、ちょっとした時のモチベーションアップにもいいよ』

   「聞けば簡単なことだけど、そんなんで本当に効果があるの?」

 『さぁ?飽きたり慣れたりしたら効果は下がるやろうね。
  でも、一時的でも気持ちをキープできるっていうのはありがたいよ』

   「さて、毎年のごとく無駄な努力で終わるのか?冷めた目で見守ってあげてください」

 『毎年のごとくって。・・・当たってるだけに言い返せない自分が悲しい』

 

   「2番に関しては、昨年は見事にダメだったわね〜」

 『本当は日本選手権でホニャララ〜って目標にしたかったんだけど、それはまず獲得してからにしよう!と』

   「これもクリアするための目標があるんでしょ?」

 『基本的に3種目とも1番と同じやね。これをやれば2番は必然的にクリアできる!っていう思いを持って
  設定しています』

   「そぉうまくいくかな〜?」

 『不安がないと言えば大ウソだけど、まぁなるようになるっしょ!』

   「開き直ってるわね〜」

 

   「さて、一番の問題は3番でしょーね」

 『そーやねぇ』

   「自分で認めるのか・・・?」

 『具体的にって言われても困るけど、とにかく練習では力を出し切らない、出し切る練習は各種目月1回、
  練習後や就寝前のケアを心掛ける、・・・てくらいかな?』

   「練習後のケアって今までもやっていたんじゃないの?」

 『時間延長しました』

   「・・・あ、そぉですか」

 『とにかく効率化を求める以上、「休養」がキーポイントでしょう。
  そこの使い方が、同じ練習にしても無理をするしないに響いてくるんではないかな?』

   「今までの休養なんて、アクティブレストかひたすら寝るかだったもんね。考えもへったくれもなしに」

 『そーいうふうに言われないように、休養も頭を使って休む・・・って、
  何か矛盾してる言い回しのような気がしないでもないですが、一つ心掛けていきます』

   「ま、今年もてきとーに頑張ってくださいな♪」

 

 

 さて、前回の続きで筋トレのお話です。

 今回は道具(ダンベル、チューブなど)を使った、インナーマッスルを鍛える動きを中心にお送りします。 

 前回は主に大きな筋肉を中心とした筋トレですが、こればかりだとその大きな筋肉に負荷が偏り、消耗が激しくなってしまいます。そこで、この大きな筋肉の動きを補助し、少し高い負荷でも長時間続けられるようにするためのインナーマッスルに目をつけてみましょう。

 ポイントは、軽い負荷を多く行うことです。負荷が高くなると、インナーマッスルではなく、大きな筋肉が活躍してしまいます。そして、インナーマッスルを意識せず動かすようになれれば、このときの大きな筋肉にかかる負荷を軽減してくれるでしょう。

 

  ・腕

   スイムでも本来は意識しない部位ですが、自然疲労が蓄積しやすい部位です。

  

 

   

 

 

   

 

   

 

  ・足

 基本的に足を持ち上げるための筋力です。これが強化されると、バイクの引き足が力強くなる、ランのストライドが伸びやすい、といった利点が挙げられます。

  

 

 

 さて、次回は緊張と弛緩についてです。

 賞味期限切れのお菓子を食べつつお待ちください。

 

 

 2007年     12月26日 「陸上トレーニング」

 

今回は予告どおり、陸上でのトレーニングについてです。 

ここで今からご紹介するのは、自分がやって効果を感じたものです。

短時間かつ実践向けというコンセプトの基、作成してみました。

基本的に、どの筋トレに関しても、実際の動きでかかる負荷(1時間前後続けられる)以上、MAXの6割(連続して1分、もしくは100回くらい行える程度、長くても2〜3分くらい)以下で行うのが適性かな、と。

トライアスロンは長時間行う競技ですので、瞬発性を重視した高負荷(1〜3回くらいしかできない負荷)は、多く取り入れる必要性は少ないと思われます(ゼロとは言いません)。

そういった筋肉は重く大きいので、むしろパフォーマンスの低下を招く恐れも考えられます。

 

 

【腹筋】

どんなスポーツの基礎ともなる体幹を鍛える筋トレです。

腹筋と一言でいっても、腹直筋、腹斜筋などいくつかのパーツに分かれています。

 

  

速度は個別で設定していただければいいと思います。

踏ん張りどころで力を発揮します。

 

  

腹斜筋のトレーニングです。

ラン等で起こる脇腹痛、スイムでのストロークフィニッシュに影響します。

左右交互に捻ります。

 

【背筋】

腹筋とのバランスが悪いと、特にバイクで腰痛を起こしやすくなってきます。

また、背筋力は上体キープにスイムでも活躍します。

 

  

スイム、バイクにて姿勢をキープする筋力を養う目的です。

背筋とは言うものの、腹筋とのバランスを鍛える筋トレです。

 

  

右手と左足、左手と右足の連動性と筋力を高める目的です。

左右交互に入れ替えて行います。

 

 

【腕立て伏せ】

ここではスイムで必要なトレーニングを紹介します。

 

  

鍛えにくい上腕二頭筋を鍛えることができます。

スイムでのキャッチに影響してきます。

負荷がキツい場合は膝をついて行うとよろしいかと。

 

  

これも二の腕を強化するのを目的とした筋トレです。

脇閉めがキツく、膝つきが軽い場合はこれがお勧めです。

 

  

オリジナルのトレーニングなので、効果はまだ不明ですが、肘を張った状態で肩甲骨を動かし、上体を持ち上げる運動です。

もう数センチ前でキャッチできるのではないかな〜?という気持ちでやっています。

 

 

【スクワット】

バイク・ランのために行う選手が多いかと思われます。

しかし、それだけにバリエーションを持っておいたほうがよろしいかと思われます。

ここでは特殊な運動を紹介したいと思います。

・・・もはやスクワットとは呼べないものばかりですが・・・。

 

  

太もも全体に負荷をかけられる筋トレです。

また、股関節ストレッチも同時に行え、短時間で足にダメージを与えることもできます。

 

  

バイクの姿勢を意識した状態で片足に自重負荷をかけます。

もう一方の足はバランスをとるだけのつもりでいいと思います。

 

  

次回は道具を使った筋トレです。

コヨリでくしゃみを出しつつお待ちください。

 

 

 2007年     11月29日 「平泳ぎのキック」

 

 随分遅れたような気がしないでもないですが、予告どおり、今回は平泳ぎのキックです。

 何故?と思われる方もいるでしょう。

 実は今回は「スイム」ではなく「バイク」なのです。

 更に???となってしまった方もいるかもしれませんが、競泳の平泳ぎの選手からトライアスロンを
 始めた選手も当然います(例:山本淳一選手、関根明子選手)。

 その選手、統計的にバイクが強いという傾向があるのです。

 「統計的」ですので、100%ではないにしても、何かしら相関はあると思いつつ、
 
一つの仮説を立ててみたので紹介です。

 

 最初に、平泳ぎが4泳法の中でも特殊なものであることを念頭におきつつ一読下さい。

 中でも顕著なのはキックです。

 まず、他の泳ぎは足の甲で水を蹴って推進力&浮力を得るのです。

 ところが、平泳ぎは足の裏で水を蹴って推進力&浮力を得ます。

 さらに、他の泳ぎに比べ、キックでの推進力の割合が大きいのです。

 つまり、キックに頼る割合が多い泳ぎであるというわけです。

プルも特異ですが、今回の内容からは外れてしまいますので割愛します。

 

 足の裏で蹴る・・・カンのいい選手はこれだけでバイクと結び付けられたかもしれません。

 そして、キックに頼るということは、足の裏で水を掴む感覚が重要になってくるというわけです。

 厳密には両方同時に足を動かす、踏み込む角度、足のひきつけ方、膝から下を開くような立体的動作は違っていますが、力の入れ所、抜き所といった感覚を養うことができるのではないでしょうか?

 平泳ぎの選手は足で水を掴む感覚が優れている!

 だからこそバイクでも力の入れ所と抜き所を意識せずとも身につけているのではないでしょうか?

 

 足で水を掴む感覚・・・こう書くと、プルでも難しいのにそんなのできるか!と、思うかもしれません。

 しかし、調べるにはビート板を持って、25m平泳ぎのキックだけで何回でいけるか?を見るだけです。

 それを目安にキック回数を減らす、同じキック数でタイムを縮めてみるなどのレベルアップのアプローチが可能となるわけです。

 そうすることである程度、足で水を掴む能力のレベルアップが可視化できると思います。

 しかし、注意すべき点があります。

 先に述べたように、膝から下を広げる動作が入るため、平泳ぎの選手でも膝を壊してしまう方が少なくないのも事実です。

 また、1分間に90回転のような低負荷ではなく、一回一回の出力が高く、バイクより膝に優しくない動きです。

 そのため、この練習にこだわりすぎるのではなく、ドリルや休憩の合間、練習後などに試してみる程度が望ましいかもしれません。

 

 それでは次回は陸上トレーニングと題してお送りします。

 食欲の秋に負けた体を眺めつつお待ち下さい。

 

 

 200 7年     10月28日 「質と量」

 

  

 あなたは練習の時、『質』と『量』のどちらを重視していますか?

 答えていただく前に、『質』とは?『量』とは?について考えていただきたいと思います。

 頑張る練習をハード(80%以上の強度)、それ以下をイージーとします。

  「ランでハードを1時間半、5日続けた!」

 さて、この練習が『質の高い練習!』『量をこなした練習!』と言えるでしょうか?

 

 YESと思った方、要注意です。

 確かに練習としてはかなりキツイレベルのものでしょう。

 量に関しても、キロ5分で走ったとすれば90kmですので、一般的見解からすれば多いといえると思います。

 では、質も量も高い練習じゃん!

 私も高校生まではそう言っていたでしょう。

 ところが、この後パフォーマンスが低下してしまったり、疲労から長期休養を取らざるを得なくなるようであれば、それはマイナスにしかならず、トータルで見た場合、質が高い練習とは言えなくなってしまうでしょう。

 

 では、NOが正解か?というと、これもそうとは言い切れません。

 有酸素などのイージー系練習のみでは、パフォーマンスを維持することはできてもレベルアップは非常に難しいでしょう。

 レベルが上がらない練習を『質の高い練習』と言う選手はそうそういないと思います。

 ただし、維持することが目的であれば、これは『質が高い練習』と言い切ってもいいと思います。

 

 じゃあ、答えのないインチキな質問だ!と思う方もいるでしょう。

 その通りです。

 これは100%の回答がない質問です。

 この答えにたどり着ける選手は、おそらくいないのではないでしょうか?

 しかし、この答えのない答えを追い求めることこそ、トライアスロンに限らずスポーツというものが楽しく、時に残酷な現実をもって我々の探究心をか掻き立てているのではないでしょうか?

 

 上記の練習「ランでハードを1時間半、5日続けた!」にしても、3日目は休養にしたり、もしくは3日目を休んで4日目をイージーにすることで劇的な練習効果を生み出せる選手もいるはずです。

 要は、選手の特性によって同じ様な練習でも質が高くも低くもなってしまうということが言いたかったわけです。

 もちろん、中にはこの練習そのままがベストな質&量の選手もいることでしょう。

 

 では、真に『質の高い練習』『量をこなした練習』とは?

 言葉では簡単です。

  『最短距離で最大のパフォーマンスを得られる練習』

 これに尽きると思います。

 極端に言えば、一日30分、週3回でもレースでは速い!なんて選手がいれば、これは質も量も効率の高い練習をしている、と認めざるを得ないのでは?

 無論、そんなのでトップを目指せるほど甘いスポーツというものはないでしょうが。

 ただ、誤解していただきたくないのは、

 「時間を短くして練習量を削れ」といっているわけではないということです。

 特にロングの選手は時間をかけて練習することがそのまま「質の高い練習」につながることが往々にしてあるでしょう。

 

 さて、質と量について語ってきましたがどうでしょう?

 とはいっても、あまり深く考えず自分のペースを崩さずやっていくのがベストな質&量な選手もいるでしょう。

 気に入らない方はかる〜く聞き流しておいてください。

 

 さて、次回は平泳ぎのキックです。

 ネコにお手を仕込みつつお待ち下さい。

 

 

 200 7年     10月7日 「新たな家族」

 

 

 『やったー!ばんざーい!!』

   「おめでとー!」

 『おお!?珍しく喜んでくれるのか!』

   「だって、今回日本選手権に出場できないんでしょ?」

 『そっちかあぁぁぁ!?』

   「その他になんか喜ぶネタでもあると?」

 『子供がうま・・・』

   「ストーップ!」

 『?』

   「・・・今、聞いてはならない事を言おうとしていたようなので、心の準備をさせてもらうわ
    (しばし深呼吸)。・・・・・・どうぞ」

 『えー、子供が産まれました!』

   「・・・それは、おっさん用語で『私は刑務所に入ります』っていう隠語?」

 『ちーがーうー!』

   「えーっと、えーっと、じゃあ・・・」

 『もぉ、いいから。キサマが認めたくなくても現実だから』

   「わかった!!どっかからさらってきたのね!」

 『じゃ、出産のお話をしてあげよう』

   「・・・え?いや、会話が全然噛み合ってないんですけど・・・」

 『あれは誕生から遡ること4日前の9月14日・・・』

   「・・・もしもし、人が話しているときはちゃんと話を聞けって親から教わらなかった?」

 『病院で診察を受けた妻から連絡を・・・』

 

   ―ン時間経過―

 

 『・・・と、いうことで最後まで気が抜けなくて・・・って、オイ!人の話の途中で寝るな!』

   「・・・・・・・・・(気力が尽きた)」

 『まったく!人の話はちゃんと聞けって親から教わらなかったのかのぉ』

   「・・・しくしくしく・・・もぉ謝るから帰してえぇぇ・・・」

 

   ―めでたしめでたし―

 

 というわけで父親になった私です。

 親バカ親(親バカ+バカ親)のため、育児にも参加して迷惑をかける毎日。

 しばらく練習量は減りますが、必ず更なる力をつけてレースに戻ってきます!

 今後ともヨロシクです!!

 

 新たな家族・颯馬(そうま)くんです。

 2007年9月18日13時31分、身長52.5cm、体重2735gで誕生しました。

 

 

 200 7年     9月22日 「3種目の組み合わせ」

 

 今回は練習するにあたって、3種目の組合せ、強度、時間をいろいろ検証していきたいと思っています。

まずは私の考え方からご紹介です。

 

 

 以下、負荷としましては、アクティブレスト(AR)、イージー(E)、ミドル(M)、ハード(H)、オールアウト(AO)の5段階を下表のように分けてみました。

 

30分未満

30〜60分

60〜90分

90〜120分

120分以上

60%未満

AR

E

E

M

M

60〜70%

E

E

M

M

H

70〜80%

M

M

M

H

H

80〜90%

H

H

H

H

AO

90%以上

AO

AO

AO

AO

AO

 

 1.同じ種目のハードは2日続けない。(合宿・追い込み期・種目別強化中は可)

 2.異なる種目の2日連続ハードは可とするが、最大3日連続までとする。

 3.同じ日に2種目以上続けてハードは以下のように制限する。(合宿は制限解除)

  ・2種目の練習間休憩を3時間以上空ける。

  ・2種目連続ハードの場合は次の日をオフもしくはアクティブレストとする。

 4.スイムのハードは練習最初、もしくは前の練習がイージーの時とする。

 5.ハードで練習を終えた場合は10分以上のクールダウンを行う。

 6.調子が悪い時、気分がのらない時は思い切ってオフにする。

 7.ALL OUTはレース、もしくはそれ相当の練習の時(タイムトライアル等)のみとする。

 

  1.疲労が蓄積されるのはあまりよろしくないので、2日ハードを続ける場合でも種目を変更して違う筋肉を使うようにしています。

 2.別種目であれば、最大3日までハードをやりますが(S→B→R or R→S→Rなど)、その後はしっかり回復させます。

 3.やはりある程度休養をとってからの方が練習効率も上がるでしょう。と、いうことで。そして、もし続けて行うにしても、必ず次の日を回復にします。

 4.レースでもスイムは最初です。疲労した状態でスイムのハードを行うのはあまり効率的ではない気がします。疲れた状態でも頑張って泳げる練習をする!フォームを維持する!というふうな目的を持つならば問題無いと思われます。疲労した状態でのインターバル系練習ですと、思うような練習ができず、逆に精神的ショックを受けかねないので、心の準備をしておきましょう。バイクやランはスイムとは違い、疲労した状態で行うので、ハードの後にミドル、ミドルの後にハードなどで強化したり、慣らしておくことも重要でしょう。

 5.ハード後は乳酸を始めとする疲労物質が体中に充満しています。放っておくと活性酸素にやられ、競技寿命どころか人生の寿命も縮めかねません。低負荷長時間の場合でも、血流をよくする意味合いを含めてしっかりクールダウンしましょう。また、クールダウンは敢えて違う種目にした方が良いかもしれません。特にスイムでのクールダウンは、文字通り体を冷却してくれるでしょう。

  6.休むことも大切な練習です。ある意味一番勇気のいる練習かもしれません。調子が上がらない時、一旦悪いイメージをリセットし、再構築するのもスランプからの脱出法です。また、気分がのらない時に練習しても効率は落ちます。勉強と一緒です。『やりたいからやる』そんな気持ちが出てくるまで休むのもいいと思います。

  7.ALL OUT・・・すべてを出し尽くす、という意味のとおりの負荷です。普段の練習でこの領域に踏み込むのはプロでない限りお勧めできません。踏み込んだとしても練習最後のラストスパート!といった感じで、超短時間にしましょう(10〜30秒、長くても1分以内)。レースでもゴール後に動けなくなってしまうのがこの領域です。というわけで、危険なので深入りしないように・・・。

 

  何においても「やりすぎ」というものは注意しなければならないでしょう。『健康を意識しすぎて不健康になる』なんてのは趣のある言葉だな〜、と感じました。知識だけが先行するのも、体だけ動かしてばかりでも行き詰まってしまうでしょう。少し大げさかも知れませんが、「バランスの取れた生き方」というものを少なからずトライアスロンを通して学んだ気がしています。

 

 さて、次回はぢゅうだい?報告です。

 あまり期待せずにお待ち下さい。

 

 

 200 7年     8月26日 「ベースの重要性」
   

 今回はベースというものの重要性について語っていきたいと思います。

 

 2006年、世間を賑わせていた耐震偽造問題。

 ベースができていない選手は強度不足の建造物と同じなのです。

 ベースとは建造物で言う土台と思ってください。

 体を鍛える、上を目指すこととは、しっかりした土台に立派な家を建てる作業と同じです。

 土台を無視して立派な家を建てた場合、崩れるのも早いです。怪我をしやすい、シーズン途中で疲労がピークに達し、ダウンしてしまう・・・。

 レースは強烈な地震や台風です。

 それに耐え得るベース(土台)がなければ、どれだけ立派な家を建てても総崩れを起こし、再起に時間・労力を大幅に費やし、元に戻すにも結局は遠回りになってしまうのです。

 骨格だけ先に造っても土台がなければバランスの悪い(成績が安定せず、上を目指すにはリスク大きくなってしまう)骨格になり、それに肉付け(スピードアップ)していけばさらに安定感がなくなり、ちょっとの負荷で崩れてしまう、というわけです。

 土台を一度つくればお終いではありません。年月が経つにつれ、老朽化していくものです。常に補強していってやらねば弱った土台では支えきれずに崩壊(故障)を招いてしまう可能性を高めてしまうのです。

 ベースは負荷が低いからといって、やりすぎるのもこれまた考えモノです。何をするにも限度を見極めるようにしましょう。

 

 では、『土台』とはどういったものなのか?私は有酸素領域でのパフォーマンスと考えています。

 もう、何遍も何遍も見たわ!って公式だとは思いますが、お付き合いください。

 心拍数は人それぞれですので、一例をあげてみます。30歳のAさん(平常時心拍数60)と45歳のBさん(平常時心拍数50)の2名がいます。

 有酸素領域とは60〜70%強度と考えてください。このコーナーでも何度か出てきた公式に当てはめてみます。

 公式はあくまでも目安であって、個々の運動能力によって差は生じますのでご了承ください。

 

   強度={(220-年齢-平常時心拍数)×有酸素領域+平常時心拍数}

 

 Aさん、Bさんは60〜70%がそれぞれ、138〜151bpm、125〜137bpmとなります。この領域において、どれくらい強度をキープできるか?が、ベースになってくると思います。

 例えばスイムですと、100mの最初の1本目は1分30秒でした。ところが、5本目には1分45秒まで落とさないと70%以上になってしまうようではしっかりしたベースとは言えないでしょう。

 少なくとも同じ強度をショートレースの各種目競技時間くらいは続けられなければ合格とは言いがたいと思われます。

 さらに、ロングではこの強度がレースペースに近いものとなってくるので、この強度が続けられなければ、完走できないとは言いませんが、苦しいレース、後でダメージを引きずることになってしまうと思います。

 

 そして、この領域は回復にも適しています。

 もちろん時間は長くても30分程度ですが、血流がよくなり、しかも乳酸はあまり発生しないので疲労物質・老廃物の除去に効果が期待できるでしょう。

 私はレース後の2〜3日はこれでリカバリーしています。

 こういったベースをつくる練習は、通常はOFFシーズンでやっていくものです。

 しかし、レース後のような高負荷がかかった場合、崩れている可能性も考えられます。

 そこで、レースが1ヶ月以上ないときは、シーズン中でも2〜3週間くらいかけてベースを作り直すのもいいかと思われます。

 

 ・・・と、のたまわったところで、これらも変な動きでやってしまうと変な動きが身についてしまうので、強度を落とす中にもしっかりした動きというのは心掛けましょう。

 

 それでは次回は「練習の組合せ」です。アルコールローディングは脱水を促進させることに驚きつつお待ちください。

 

 

 

 200 7年     7月 1日 「トラスイムと競泳の違い」
   

 

 今回はスイムについて少し考えていこうかな、と思います。

 内容としましては、『競泳との違い』についてです。

 

 例えば、プールで勝てる相手にも、海や川では負けてしまう・・・。そんな経験はないでしょうか?その逆は?

 トライアスリートであれば、誰もが実戦に近い海や川での泳ぎの方が速くなりたい!と考えるはずです。

 これらについていろいろ考察してみましたので、以下ご覧ください。

 

 @ターン技術の差

 プールではターンがあります。距離が長くなればなるほど一回一回が重要になってきます。

 ターンが速い選手は、それだけ恩恵を失ってしまうので、オープンウォータースイム(以下OWS)ではマイナス要因となってしまうでしょう。

 また、ターン後に伸びている時は、少なからず休憩しています。休憩の有無では随分差が出るでしょう。

 ターン後にしっかり伸びて距離を稼げる選手には、皮肉にも技術が高いほど大きなマイナスになってしまうのです。

 ターンが苦手であればあるほど、OWSに強くなってしまうという現象が起こってしまう可能性があります。

 ・・・と、いうわけで、競泳大会には出場しない!って選手は、特にターンにこだわる必要はないと思われます。

クイックターンに興味を持っている選手は多いみたいですが。

 

 A泳ぎ方(スタイル)の相性

 プールで泳ぐ場合でもストロークの速い遅いの差はあるでしょう。または左右のストロークでテンポが違う選手を見たことがある方もいるかもしれません。他にもパワーで押し切るタイプ、先行逃げ切り、同じくらいの選手に食らいつくなど、千差万別です。

 どれがいい?と、はっきり言えません。何故ならば、OWSでは条件はすぐ変化します。競泳ではせいぜい隣のコースからの波にやられた!くらいでしょう。試行錯誤を繰り返しながら自分の泳ぎをひたすら磨くことをお勧めします。

 では、どうしたら?少し面倒でも、いろいろなシチュエーションを想定して、泳ぎ方にもいくつかのバリエーションを持っておくのがよいか、と思われます。追い波のときはテンポを落として・・・。逆流の時はピッチを短くテンポも上げて・・・。など。

 しかし、限られた時間で数種類のフォームを身につけるには、効率を考えた練習というのも考えなければなりません。

 現在、私は『競泳(通常)』『ピッチ&テンポアップ(逆波用)』『左右テンポ変化(波乗り用)』の3種類で練習しています。

 これらが同じタイム&同じ心拍数でこなせるようになった時、OWSのレベルアップができるのではないか?と思って練習しています。

 ともあれ、スタイルの相性の差というのがOWSにおいてはパフォーマンスにかなり影響しそうな気がしています。

 

 Bボディポジションの適性

 条件が限定的ですが、これも競泳で鍛えた選手に不利な現象です。それは、ウェットスーツです。スイマーとそうでない選手の違いに、腰から足にかけて沈んでいるか?が、大きな点の一つだと思っています。

 スイマーはキックで腰をしっかり浮かせる技術を持っています。ウェットスーツは何もしなくても腰をしっかり持ち上げてくれます。よって、いつもより浮いてしまってバランスが崩れてしまう選手も少なくありません。

 厳密にはスイムが得意でない選手もそうなのですが、普段沈んでしまっている腰が浮くと、前面投影面積が激減し、抵抗の少ない泳ぎが可能になって予想以上の成績を残せる選手が多いです。

 違和感のある泳ぎであっても、それがいい方向なので、気持ちよく泳げるようです。そんな選手のほとんどが、「ウェットなしでもでもウェットを着ているような泳ぎがしたい」とおっしゃってます。

 ウェットを着ているようにしっかり腰を持ち上げて泳げる練習をするのがプルブイです。足に挟めば浮力で腰が持ち上がります。

 ところが、足で挟むのでキックが打てず、やはり実戦からは少し遠ざかる感じは否めません。

 ウェットスーツでの泳ぎに慣れるのが一番の特効薬・・・かな?

 

 C経験値

 こればかりは実際に泳いだ時間、量が多いものの勝ちです。

 もちろん経験値がない、少ない選手でも泳力があり、経験値の多い選手をいきなり凌ぐこともあります。

 しかし、同じ場所であっても同じ条件でないのがOWS。どんな状況でも適応するためには、いかな競泳出身であっても経験の差は大きいでしょう。

 

 これらの考察から、全体的に見るとレベル差の幅が縮まってくるのかな?と思っています。もちろん当てはまらない選手もいるでしょう。

 OWSの適性が低い選手こそチャンスです。まだまだ伸びる可能性があるのです。

 少なくともプールで同じくらいで泳げる選手に追いつくことはできるはず!と思って頑張りましょう。

 

 とはいえ、やはり自力の泳力というものが大幅なウエイトを占めていることも間違いないでしょう。こちらのレベルアップをおろそかにしては

 スイムでのダメージが大きくなってしまうでしょう。

 

 

 それでは次回はベースアップの重要性です。水不足を気にしつつお待ちください。

 

 

 200 7年     6月 24日 「アスリート体形とは?」
   

 

どうもです。さて、前回に引き続き、トライアスリートの体について語っていきたいと思います。

前回はプロの体つきについて解析してきましたが、それがすべてではない!ということで、ではどうすれば?ってなことで終わりました。

何が言いたいかというと、「10kmでは勝てるのにフルやハーフでは勝てない!」「レースでは苦しくないのに足が攣ってしまう」「いくら頑張っても筋肉痛にならない」「後半いつもつぶれる」

のように、人によって、パフォーマンスにコンプレックスがある選手もいるでしょう。

そこで、どんな改善法をしていけばいいかをタイプ別に見ていこうというのが今回の流れです。

まぁ、どこに行っても改善を勧められるフローチャートはどうかと思いながら作ってみたのですが・・・。

A:強いて言えばどのタイプかわからない選手です。実際に力を出し切ったパフォーマンスをしたことがないのかもしれません。

レベルアップを目指すわけではなく、楽しみたい選手であればこのままで充分でしょう。

レベルアップを!という場合は、ランニングでかまいません。

10km、ハーフ、いけるようならフルまでやってみて、どのタイプかを見極めてみてはいかがでしょう?

 

B:マラソンで言うなればピッチ走法の選手です。燃費効率はいいが出力が低いため、スピードレースには不向きかもしれません。回転速度重視です。

まぁ、それ以外に気にするような弱点はないでしょう。強いて言えば向かい風のような抵抗を受ける状況が苦手な選手もいそうです。

絶対的な筋力がないがために、ちょっと負荷を上げると筋肉が悲鳴を上げてしまうこともありますが、比較的安定した結果を残せるタイプでしょう。

細身の体格の選手が多いのではないでしょうか?これはこれですばらしい特性には変わりないので、このままでも充分でしょう。

レベルアップを目指すならば、出力アップ、すなわち筋力アップが課題でしょう。

 

C:最後まで走りきれれば、すばらしい成績を残せる可能性を秘めているのがこのタイプです。が、減りが早い自分の燃料を計算できず、

しばしばガス欠を起こしてしまっているのではないでしょうか?パワーがあると、その分どうしても筋肉量が多くなり、ウェイトが重くなってしまう選手も見られます。

そうすると、ますます燃費の悪い体になってしまいます。ところが、こんな暴走する体でも、運転する人、すなわち脳が変わればそれはそれはベツモノの走りを生み出すでしょう。

例えば、スポーツ車を運転したことのない人が運転するのと、同じ車をプロが運転するのではスピードも燃費も天と地の差です。

つまり、自分の体をうまく使いこなせる能力を手に入れれば、まさしく鬼に金棒!と、いうわけでレベルアップのために、効率のよい動き、フォームを身につける練習をすることをオススメします。

とにかく自分の体を隅々までコントロールしてみる!

 

D:これも案外多いタイプですが、見極めが非常に難しいでしょう。何せ普段から目に見えるものではないので、改善されているかどうかのチェックも難しいでしょう。

まず、現象として、エンジンオイル=血液だと思ってください。血中のミネラル、ビタミンのバランスが悪いとうまく糖質も脂質も燃焼してくれないのです。

まさしく不純物の混ざったエンジンオイルなのです。そのまま放置しておくとエンジンの寿命がちぢむように、すぐ心肺にダメージが蓄積し、それをかばうように頑張っていた足や腕(駆動系)に負担がかかり、ついには止まってしまう、と。

車は買い換えなければなりませんが、人間の体は回復します。逆にそのことがこの現象を気付きにくくしている要素ではないでしょうか?

DとCは非常に似通った性質なので、いくら鍛えても足の攣り癖が治らない場合はこちらのタイプかもしれません。

マグネシウムやカリウムといったミネラル、糖質燃焼回路を活発化させるビタミンB群の不足が考えられます。常人の倍ほどを摂取するようにしてみましょう。

 

人間がこの4つに納まるわけはありません。が、大まかな枠としてはあながち外れていないかな?と思います。

 

 

では、次回はスイムでの考察です。水分補給中にむせながらお待ちください

 

 

 200 7年     5月 24日 「体重とパフォーマンスの相関関係」
   

 

 さて、今回は体重とパフォーマンスの相関関係について述べていきたいと思います。

 

 トライアスロンはどのタイプを目指すべきなのでしょう?大半・・・というか、9割がたがサイクリスト&ランナーのような低体脂肪タイプではないでしょうか?理由は簡単ですね。私も同意見というか納得です。

   @ウェットスーツで浮ける&保温ができるのでスイムで浮くため&寒さ対策の脂肪はいらない。

   A競技時間が大きく異なる。

 

 @我々一般選手にはウェットスーツという武器があるため、スイマー体型を重要視しない、する必要がない、と考える選手も少なくありません。 

 Aショートですと、スイム25分、バイク75分、ラン50分とします。バイク+ランがスイム競技時間の約5倍を占めています。

 さらにロングでは、スイム80分(1時間20分)、バイク400分(6時間40分)、ラン270分(4時間30分)。なんとなんと、8倍強もの時間を占めてしまうのです!

 これではスイムに力を入れるより、バイク&ランを強化した方が総合のレベルアップはしやすい、と、考える選手が多いのも当然でしょう。

 

 しかし、そんな選手でもスイムが速くなりたい!という思いは抱いており、テーマとして、「バイク&ランがしっかりできる体でいかに速く泳げるか?」という練習している選手がほとんどです。

 逆に、スイムがある程度のレベルですと、「スイムのレベルを落とさずにいかにバイク&ランを走れるか?」ということではないでしょうか。

 道順こそ違えど、行き着く先は同じだと感じました。

 また、多少スイムタイムを犠牲にしてでも競技時間の長い2種目でタイムが上がり、全体としてレベルアップしている、と考えるならそれもレベルアップとしての一つの考え方として間違いではないかもしれません。