トライアスロンを通じて、豊かで健康なライフスタイルを!株式会社トライアーティスト公式サイトです。
 トライアスロンについての役立つ情報を提供。各種イベントも企画しています!

|   ホーム   |   会社案内  |  代表プロフィール |   鉄平NEWS  |   鉄平文庫   |  ウェットスーツ  |    リンク    |   お問合せ  | 

トライアスリート竹内鉄平公式サイト。 トライアスロンについての役立つ情報を提供。 メルマガ「強くなる!トライアスロンのコツ」発行。 

| ホーム | プロフィール トライアスロン | 鉄平NEWS | レース情報 | メルマガ | 鉄平文庫 |  写真館  |  リンク  |  掲示板  | 

 

        第9回 ロングディスタンストライアスロン選手権佐渡大会 レポート

 

  【総合男子トップ6】    参加 20人/ 完走 20人
 
      1位 河原 勇人     日東紅茶チームケンズA&A 4:36:30
   2位 竹内 鉄平     三好SATC            4:39:14
   3位 益田 大貴      湘南ベルマーレ        4:41:33
   4位 高濱 邦晃     日本食研             4:41:53
   5位 須藤 和男      日本食研             4:43:58 
   6位 桑原 寛次     チームゴーヤー          4:44:27
      
 
 【総合女子トップ3】    参加 6人/ 完走6人
 
   1位 八代 純子     日東紅茶チームケンズA&A  5:17:58
   2位 佐藤 浩巳      茨城県協会            5:21:03
   3位 宮崎 康子     チームガスティ          5:30:36
   
 
 
 【使用ツール】
 
  バイク   :インターマックスエクストラプロライトカーボン
  ホイール :日石カーボンディープリム
  メット   :MET ストラディバリウス
  サングラス :アディダス Gazelle Climacool
  ウェア   :スピード

       
○以下レポートです。
 
今シーズンの2大目標レースのうちの一つ、ロングディスタンス日本選手権佐渡大会。
ロングのレースとしては、今年の5月に初参加したアイアンマンジャパンについで2回目の
レースとなります。とはいっても、今回の日本選手権は、スイム2km、バイク105km、ラン
20kmと、俗にいうミドルディスタンスの競技距離であるため、ショートのスピードをどこまで
維持できるかが勝負の鍵となります。
 
7月からショートのレースで4連勝と、今までにないくらい調子は良く、波に乗ってきていました。
1週間前の蒲郡大会後、疲労がでてしまい回復に専念せざるを得ない状態でしたが、

今回のレースも調整さえ間に合えば、良いところまでいけるはず、という手ごたえはありました。

 
出場するメンバーは、日本一を決める大会にふさわしい選手が勢ぞろい。
どう計算してもロングの経験が浅い自分は、6位入賞が精一杯。あわよくば3位に入れれば
・・・という感じでした。しかし何が起こるかがわからないのがレースの醍醐味です。
 
レース当日の朝、起きてみると豪雨と雷が鳴り響くという悪コンディション。
これは一波乱ありそうな予感がしました。
 
レーススタートのAM6:00には雨も止み、海は波もない穏やかな状況に。
スイムは、2kmのコースを1周回。ショートの距離とあまり変わらず、差はつきにくいので、ここで
頑張って多少のアドバンテージを得るよりは、とにかく長丁場となるバイクが勝負ポイントだと考え、
アップもバイクでしっかりと行い、スイムは抑え目にスタートしました。
 
予想通り、スイムでは、日本食研の佐藤、高濱選手、セントラルスポーツの岩田選手とパックを
形成。無理をせず、できるだけ楽についていくことだけを考え泳ぎました。
後半少しきつくくなるものの、4人でほぼ同時にスイムフィニッシュ。
トランジションで2番手に上がり、佐藤選手に続きバイクをスタートさせました。
 
バイクスタート直後は、興奮状態で、後半失速したアイアンマンの経験を活かし、まずは呼吸を
落ち着け、ペダリングのリズムをつくることに集中しました。ロング初参加の佐藤選手はかなりの
ペースで飛ばしていたので、無理についていかず、5km地点くらいまでは、様子を伺いながら走り
ました。しばらくして、リズムがつくれてきたので、佐藤選手をかわし先頭に立ちました。
佐藤選手はついてこれず独走態勢になりました。
 
そのままいけるとは思っていなかったので、前半は抑えていき後半ビルドアップで上げていく作戦
でした。どこまで逃げれるかと考えながら走っていましたが、予想以上に早い地点で後続の選手の
姿を確認。40km手前で、伊藤功顕選手に捕まりました。伊藤選手はマークしていなかったので、
驚きを隠せませんでしたが、走りをみて納得。重たいギアをパワーでゴリゴリ回していく伊藤選手
にはついていけませんでした。
 
その後、更に後続から、益田大貴選手、中本洋平選手、須藤選手に捕まりました。
どの選手もランの強い後半追い上げ方の選手です。ここで遅れたら、もはや終わりだと思い、
ペースアップ。10mのドラフティングゾーンを守りつつ、前の選手をペースメーカーにして走りました。
 
そのまま60km過ぎまでは4人でレースを展開。その時点で、先頭の伊藤選手の姿は、確認でき
なくなっていました。しばらくすると、余裕が出てきたので、ペースをあげました。するとまずは須藤選手
が遅れ始めました。次に益田選手も離れていきました。いったん遅れた中本選手は再び追いついて
きましたが、勝負ポイントは2kmほど続く小木の坂に入ってからだと考え、勝負に備えました。
 
小木の坂に入るとアタックをかけ、中本選手を振り切ることに成功しました。それどころか、先頭の
伊藤選手との差もつまってきていることを確認すると、ここは勝負だ!と小刻みなアップダウンをつかい、
一気に先頭に立ちました。残り20kmほどを必死で逃げ、トップでバイクフィニッシュ。
 
この時点で2位の伊藤選手とは2分近い差になっていました。ここまできたら、後は行けるところまで
いくしかありません。とはいっても自分の実力以上のペースで走るわけにはいかないので、とにかく
辛抱して走りました。10kmの折り返しまでは、後続の選手の姿は確認できませんでした。
 
このままいけば優勝できるかも・・・・と一瞬思いましたが、そうは甘くはありませんでした。
折り返しを過ぎると、河原選手が強烈なスピードで迫ってきているのを確認。
 
あれよあれよという間に差をつめられ、12km地点で一気に抜かれてしまいました。
ささやかな抵抗を試みて、食らいついていこうとペースアップしましたが、次第にその背中は遠ざかって
いきました。まだレースは終わったわけではありませんでしたが、これがロングのトップ選手の底力かと感服。
油断をすれば、そのまま順位をさげてしまうことは明白です。あとは2位とキープすることに全精力を傾け、
最後まで力の限り走りました。総合2位でフィニッシュ。
 
目標としていた表彰台&来年のロング世界選手権の出場資格を手にすることができました。
今まで自分がやってきたことの正しさと、今後取り組まなければいけない課題が明確になりました。
今後は、更に本物になるためのトレーニングを重ね、来年は日本一を目指したいと思います。
 
今シーズンのもう一つの目標、10月23日の日本選手権(ショート)に向け、課題であるスピードの強化を
していきます。応援・サポートしていただいた皆様、ありがとうございました!

 

 
【 補 足 】
 
今回ランコースで、コース設定上、非常に間違えやすい状況があり、自分を含め上位を走っていた
8名の男子選手が大きく迂回を強いられ、競技を続行することになりました。この件に関しては、レース後、
緊急に出場した全選手と審判長、大会側との話し合いがもたれました。
事前のコース確認を怠った選手、適正な誘導・コース設定に不備があった大会側双方に非があり、
レースの結果は公式のものとするが、その旨を公式に発表するという結果になりました。
 
トライアスロンはまだまだ発展途上にあります。今後このようなことが2度と起こらないようにするためには、
大会運営側の改善はもちろんですが、選手としても事前のコース確認は徹底しなくてはいけないと強く
反省しました。
 
                                               以 上

 

 


    ご意見・ご要望・不具合等ありましたら、メールでお知らせください。

ta-info@asutama.com   
Copyright(c)2002-2005 Teppei Takeuchi
 


ご意見・ご要望・不具合等ありましたら、メールでお知らせください。

triartist@asutama.com

 Copyright(c)2002-2017 株式会社トライアーティスト