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        アイアンマンJAPAN五島長崎 結果

 

 【総合トップ10】    参加 811人/完走 712人 

      1     ジェイソン・ショーティス    オーストラリア          8:41:17
         2     ピーター・クロプコ      ハンガリー              8:51:52
         3     河原 勇人            日東紅茶チームケンズ     8:57:38
         4     西内 洋行             福島県協会          9:03:48
         5     パク・ビュン・フン          韓国                  9:04:28
         6     松丸 真幸         チームスペシャライズド    9:15:10
         7     谷 新吾              西京味噌           9:18:38

       8     宮塚 英也        宮塚スポーツ研究所    9:20:01
       
    15  竹内 鉄平      三好SAトライアスロン倶楽部 9:47:05
 
 
    長くなりますが、以下レポートです。
 
    
○ トライアスロン歴10年目にして、初のロングディスタンス、しかもアイアンマンが今年の開幕戦
  なりました。以前から興味はあったものの、オリンピックディスタンスでの転戦が続いてきたため、
  参加することができずにいましたが、ようやくその機会を得ることができました。
 
  スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km、計226.2kmで行われるアイアンマンディスタンスは
  トライアスロンの原点であり、完走したものに贈られるアイアンマンの称号は、トライアスリートに
  とっての憧れでもあります。
 
  今回の挑戦は、順位・タイムよりも、何か自分にとって、新しい発見があるのではないか?という
  気持ちで参加を決意、とにかく経験することが目的でした。そして、ショート、ロング両方を経験
  した上で、自分の進むべき道を創っていきたいという想いがありました。
 
 
○ ショートとは全く別の競技といってよいアイアンマンですが、同じトライアスロンには変わりはありません。
  今回は準備期間が短かったこともあり、それほど特別なトレーニングをするわけでもなく、普段どおり
  の感覚で挑戦してみました。しいていうならば、、1ヶ月前に初めてフルマラソンを走ったくらいです。
   その状態でどこまでいけるか、レースの前は、距離に対する不安もなく、非常にわくわくしていました。
 
  経験者の方よりいろいろアドバイスを頂き、とにかく9時間の長丁場、補給とペース配分が重要
  だということだったので、ショートのレースでは普段はつけないランチBOXをバイクに2個とりつけ、
  そこに、ういろう、ゼリー飲料、梅干、塩、クッキー、あめ玉などをこれでもか!というくらい搭載し、
  エネルギー切れに備えました。
 
  また、ランでも常に補給ができるよう、ベルトにフラスクを装着できるものを採用し、とにかく補給第1で
  レースに臨みました。
 
○ レース当日、前日までの穏やかな天候とは打って変わり、雨が降りしきる中でのレースとなりました。
   波・うねりもそれほど気にならないものの、水温は19度と低く、体温の低下が心配されました。 
 
   スイムは同じショートで活躍してきた西内選手をマークしてついていく作戦でしたが、スタートで
   いきなりすごいスピードで西内選手が飛び出したため、無理についていかずに、自分のペースを
   守る作戦に切り替えました。
 
   途中、クロプコ選手に抜かれるものの、10mほどの差をキープし、ラストの直線のコースどりが
   うまくいき、同時にスイムフィニッシュ。しかし、すぐ後にも、2〜3人の選手が続いており、
   思ったほど差をつけることができませんでした。
 
   トランジションではあせっても仕方が無いと思い、バイクジャージに着替え、グローブを装着し、
   4番手くらいでバイクをスタートさせました。ここからが長丁場のバイクになります。
 
○ 一番不安だったのは、バイクのペース配分でした。ショートの感覚でいくと絶対につぶれると
  聞かされていたので、序盤は抑えていくと決めていました。しかし、周りのペースが速く、
  どんどんおいていかれるので、不安になってしまい、抜かれるとついついペースを上げてしまいます。
 
  一応心拍計をつけていたのですが、最初の10kmほどはずっと180拍を超えていました。
  ATが175くらいなので、それを超えていましたが、きつさは感じませんでした。
 
  こまめに補給をとりながら、途中、DHバーのパッドがゆるんで、それを直した他は、止まらずに
  順調に距離を重ねていきました。
 
  80km過ぎくらいまでは、Av35km以上で、7位前後をキープしており、このままいけるのでは・・・
  と欲が出てきた頃に、がくっとペースダウン。あまりの遅さに、スローパンクしてんじゃないの?と
  タイヤを確認しましたが、単に自分の脚が疲れているだけでした。
  
  そこからは、ロングのトップ選手らに反抗する間もなく抜かれていきました。120kmくらいで、スピードメーター
  が30km/hを割り始め、このまま終わるのか・・・と気持ちが切れかけた時、同じ愛知県の今枝選手に
  「ここからが勉強だよ!」と声をかけられ、我に返りました。最後まであきらめるな!と自分に渇を入れ、
  少しづつペースを取り戻すことができました。
 
○ 22位でバイクフィニッシュ、結局大きく順位を落としたものの、まだランがあるじゃないか!という
  前向きな気持ちでランニングをスタートできました。ひざに多少の違和感はありましたが、比較的、
  脚は動いてくれました。
 
  フルマラソンは1度経験しているので、30km過ぎの苦しさはわかっていました。
  とにかくペースを守って走れば、つぶれることはないと思い。4'40前後のペースで1kmにラップを確認
  しながら、坦々と走り続けました。
 
  1周目は、女子のトップを走るオーストラリアのサラ選手をペースメーカーに、前から落ちてきた選手を
  拾いながら、距離表示が1kmづつ増えていくことを楽しみに走りました。とにかく走り続ければ、
  いつかはフィニッシュできるんです。
 
  1.5km毎のエイドでは、水、スポーツドリンク+梅干、コーラ+バナナを交互に摂りながら、
  脱水にならないよう気をつけました。さすがに最後の10kmはきつかったですが、沿道の応援に応える
  余裕もあり、フィニッシュが近づくにつれ、胸にこみ上げてくるものを感じました。
 
○ ラスト1kmを過ぎ、門をくぐるとフィニッシュロードはもうすぐです。これまでの苦しみが喜びに変わり、
   自然とガッツポーズがでました。今までのレースで最高の感動を得ることができました。
 
   結果は9:47:05で総合15位(日本人11位)でしたが、結果よりも何よりも完走(アイアンマン)に
   なることができ、感無量でした。トップの選手がフィニッシュしてからも、次々にエイジの選手が
   フィニッシュしてきます。徐々に日が落ちて、夕闇の中あきらめずにゴールを目指す選手たち。
   まさに、映画の中の1シーンのようでした。
 
   レース後のアワードパーティでは、レースの映像が流され、また感動。表彰台に上った選手を見て、
   来年は自分も・・・・という想いが強まりました。
 
   今回の経験は、今後の競技、また選手を指導する上でも非常に貴重な経験となりました。
   西内選手が4位に入ったように、やはりショートのスピードとロングのスタミナを融合させていくこと
   が非常に重要だと感じました。ロングもショートもできる万能魔人を目指して、トレーニングを
   積んでいきます。

   サポートしてくださった皆様、ありがとうございました!                                    
                                                以 上

 
 


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