=== 毎週月曜日発行 (発行部数484部)============================
強くなる!トライアスロンのコツ
第40号 2005/9/12
=============================== 発行者 竹内 鉄平 ==============
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先週は佐渡大会遠征のためお休みでした。
初のロングディスタンス日本選手権の結果は準優勝でした。
優勝はケンズの河原勇人選手。
ランの折り返し10km過ぎまではトップを走ることができましたが、
河原選手のランの速さには完敗でした。
まだまだ修行が足りないですね。
皆さんと一緒に成長を続けていけるよう今後も頑張ります!!
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【目次】
◆1◆ レベルアップのコツ
「なぜなぜ解析」
◆2◆ トライアスロン@TQMコーチングサービス10月度会員募集中!
◆3◆ お勧め書籍のご紹介
「武道の心で日常を生きる」 宇城 賢治
◆4◆ 編集後記
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◆1◆ レベルアップのコツ
「なぜなぜ解析」
前回はトレーニングを進めていく上で、「PDCA」の
ステップを踏むことの重要性についてお話しました。
今回は前回も少し触れましたが、真の問題を明らかに
するための手法「なぜなぜ解析」についてのお話です。
「PDCA」のサイクルがうまく回り始めると、さまざまな
自分の弱点(問題点)が明らかになってきます。
前回も少しお話しましたが、まずは自分にとって、
何が問題かを正しく把握しなければいけません。
多くの伸び悩んでいる選手は、ただ、漫然と問題を
捉えているため、強化するにしてもポイントがずれてしまい、
本当の意味での強化につながっていない、
ということが多々あります。
例えば、「スイムが遅い」という問題があったとします。
これだけでは、あまりにも漠然としていますよね
誰と比べて、どれくらい遅いのか?
目標とするタイムと現状との差は?
遅い原因は何なのか?
フォームが悪いのか?
練習時間が少ないのか?
身体が硬いのか?
キャッチが甘いのか?
プルがしっかりできていないのか?
リカバリーで力んでしまっているのか?
ペース配分が悪いのか?
緊張で力を出し切れないのか?
・ ・・・つきつめていけば、いくらでもでてきますよね。
つまり一つの問題を、細かく分けることが大切なのです。
大きな紙の真ん中に、問題を書きます。
そして問題を細かくしたもののを矢印で、派生させていきます。
その新たに生まれた問題をまた細かく分類していきます。
大きな木から枝が枝分かれするイメージです。
以下の様に、なぜ?なぜ?をとことん繰り返してみます。
なぜ? なぜ? なぜ? なぜ?
スイムが遅い →フォームが悪い →肘が落ちる ・・・ ・・・
→力が入る ・・・ ・・・
→身体が硬い ・・・ ・・・
→練習時間が少ない →残業が多い ・・・ ・・・
→ラン・バイクの練習が多い ・・・ ・・・
→スイムが嫌い ・・・ ・・・
→持久力がない →生活が不規則 ・・・ ・・・
→長い距離を泳ぐ練習をしない ・・・ ・・・
→普段の生活で楽をしている ・・・ ・・・
とことん細かくしていき、もうこれ以上分けられない、
というところまで行います。
そうです。それが真の問題となります。
あとは、その問題を解決するだけになります。
あたまの中でモヤッとしていたものがスッキリして、
心も晴れ晴れするはずです。
ぜひスランプに陥っている方は、
一度試してみてください。
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◆2◆ トライアスロン@TQMコーチングサービス 10月度会員募集!
強くなるためには、自分の頭でとことんつきつめて考えることが大切です。
そして考えた結果を身体を総動員して、実行してみて実際に感じることが
強くなるための秘訣です。
トライアスロン@TQMコーチングサービスはそんな皆さんのステップアップに
役立つ通信コーチングサービスです。
自分自身を客観視することは難しいですが、コーチという第3者的な視点から、
自分を見つめなおすことができれば、無理・無駄・ムラをなくし、効率の良い
トレーニングが可能になります。
来シーズンなんとしてでも結果を出したい方、やる気はあるが、強くなる方法が
わからない方にお勧めします。
「トライアスロン@TQMコーチングサービス」
http://tqm-cs.asutama.com/
http://tqm-cs.asutama.com/entry.htm ←
申し込みフォームはこちら
(PC・ブラウザによっては、うまく送信できない場合がございます。
その際は、以下のメールに必要事項を記入の上、送信願います)
tqm-cs@asutama.com ←質問なども、お気軽にどうぞ!
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◆3◆ お勧め書籍の紹介
「武道の心で日常を生きる」 宇城 賢治
頭で考えるのではなく、身体で感じることの大切さを武術空手の師範であり、
経営者でもある筆者が説いています。武道に限らず、スポーツやビジネスや
仕事にも応用できるようなヒントも多く、ためになりました。
最近日本人の魂、こころを見直す動きが活発化してきています。
トライアスロンもまさに武士道!侍トライアスリートを目指す方には、お勧めです。
↓ 本はこちらから購入できます ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4763196308&link_code=as2&camp=247&tag=teppeinet-22&creative=1211
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◆4◆ 編集後記
昨日、51.5kmの世界選手権が愛知県蒲郡市で開催されました。
レース自体はまさにこれが世界ナンバー1を決める大会だといわんばかりの
スピードレースでした。日本人はスピードレースになるとまだまだ世界との差を
感じます。やはり日本人はハードなコースで条件が悪ければ悪いほど力を
発揮できるような気がします。
ただ、観客の数など、大会の盛り上がりは、もう少しあってもよいのでは?
と感じました。メディアの取り上げ方も今ひとつで、せっかくの世界選手権、
トライアスロンを世間PRする絶好の機会だったと思うのですが・・・。
もちろん大会関係者の方の努力だけではどうにもならない部分(予算等)も
あるとは思います。世間一般のマイナースポーツに対する冷ややかさ、
日本のスポーツ文化の低さ自体が問題だと思います。
スポーツを通じた国際交流こそが、世界平和への大きな役割を果たすという
認識を、もっと多くの人たちに理解してもらうことも僕らアスリートの役割でしょう。
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「強くなる!トライアスロンのコツ」 発行責任者 :竹内 鉄平
竹内鉄平公式サイト「teppei-net」
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