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強くなる!トライアスロン「74」のコツ
第12号 2004/9/13
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トライアスリート向け実践メールマガジン、「強くなる!トライアスロン74のコツ」
にご登録していただき、ありがとうございます。発行者の竹内鉄平です。
ちなみにこのメルマガの内容は以下の5つのコツに分類されます。
トライアスロンのコツ
スイムのコツ
バイクのコツ
ランのコツ
コンディショニングのコツ
今回はスイムのコツ(その5)になります。
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【目次】
◆1◆ スイムのコツ(その5)
「ひとかきの大切さ」
◆2◆ 編集後記
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◆1◆ スイムのコツ(その5)
「ひとかきの大切さ」
クロールの1ストロークとは、前方に伸ばした腕が水を捉え(キャッチ)、
身体の下を通って(プル)、後方に押し(プッシュ)、抜き挙げた後、
再び前方に戻される(リカバリー)という一連の動作のことを言います。
その1ストロークの中で、推進力を生む部分は、どこでしょうか?
当然、水中で腕を前方から後方に向かって動かす部分になります。
リカバリーも重要ですが、推進力という観点からは、無視しても良い
でしょう。
つまり、水中動作こそが、最も重要な部分となるのです。
プールの上から見ていても、ストロークの良し悪しはわかりません。
ぜひ速い人の水中動作を潜って観察してみましょう。
さて、トップスイマーと、一般スイマーのストロークはどこが違うので
しょうか?腕の長さ?手のひらの大きさ?
それは、同じ人間であれば、大した差はありません。
もちろん、トレーニングで鍛え上げられた筋力の差もありますが、それ
以上に大きな差となるのが、水を捕らえる感覚です。水を捕らえる感覚が
鋭ければ鋭いほど、ひとかきで、大きな推進力を得ることができます。
言葉を変えると腕に水の重さを感じる力といっても良いでしょう。
自分も調子が良いときほど、水が重く感じられ、逆に調子が悪いと水が軽く、
スカスカした感覚(=水が捕らえられていない)になります。
長距離であれ、短距離であれ、すべての基本は1ストロークにあります。
たったの「ひとかき」であったとしても、その効率を1%でも上げることが
できれば、それが10倍、100倍になった時には、ものすごく大きな差になる
のです。距離が長くなれば長くなるほどその差は歴然となって現れます。
こう考えると「ひとかき」の大切さが、おわかりいただけるのではないで
しょうか?
そして、水を捕らえる感覚を鍛えることがスイムのレベルアップの鍵と
なるのです。
大人になってから水泳を始めた人にとって、その感覚を得ることは
難しいよって言う人もいるかもしれません。
そんなことはありません。
正しい理論と練習方法によってそれは、劇的に変化するのです。
それでは、次回「ひとかき」の効率をあげるための必須科目ともいうべき
スカーリングについて徹底解説します。
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◆2◆ 編集後記
台風に地震と、天災が続きましたが、そろそろ涼しくなってきて、過ごし
やすくなってきました。トレーニングにはもってこいの気候です。
もう今シーズンも残すレースはわずかとなりました。
僕は9月26日のワールドカップ蒲郡大会、そして、10月22日の日本選手権の
2レースに出場します。お近くの方はぜひ応援に来て下さい!
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強くなる!トライアスロン「74」のコツ
発行責任者 : 竹内 鉄平
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