一昨年、昨年と連覇を果たした長良川大会。当然3連覇をかけて臨みました。対抗馬は、東京ベルディ所属の長谷川裕一選手。今年のU23の世界選手権代表であり、スイム、バイクと力をつけている若手選手です。
スイムは長谷川選手をマークし、バイクで勝負をかける作戦を立てて、レースに臨みました。スイムスタート直後、スタート幅が狭かったこともあり、久々にバトルに巻き込まれ、後ろから脚を掴まれるは引っ張られるはと、散々なスタートとなりました。すぐに体勢を立て直し、トップを行く長谷川選手に追いつき、ぴったりとマーク。スイムは往復750mの直線コースを2周回というシンプルなコースですが、ウェーブスタート方式のため、2周回目には、周回遅れの選手をよけながらの泳ぎとなります。時々ヘッドアップでコースを確認しつつ、淡々と泳ぎました。長谷川選手とほぼ同時にスイムフィニッシュ。さて、ここからが勝負です。
トランジションで長谷川選手に少し遅れをとり、バイクスタート。序盤は様子をみながら、自分のペースを作るつもりでしたが、予想以上に長谷川選手のペースが速く、離されていきました。ここで落ち着いて、遅れてもあとで取り返せばよいという割り切りができればよかったのですが、勝ちを意識するあまり、あせりが生じてしまいました。自分のペースを見失い、給水のタイミングが遅れてしまったのです。当日の気温は、35度を越え、相当な暑さとの闘いとなることはわかっていたのにもかかわらずです。
結局、バイクフィニッシュ時には、2分近い差をつけられて2位でランに移りました。走り出しから、すでに身体は重く、本来の走りとはいえませんでした。そのとき、すでに脱水気味であったのでしょう。折り返しで、長谷川選手の走りを見ると、彼もまったく走れてはいませんでした。このままいけば追いつくことはできると思いましたが、後ろから追い上げてくる選手の姿も確認でき、それほどアドバンテージがないことに気づきました。ラン3周回のうち、2周回目で、3位の下村幸平選手(学連)に抜かされてしまいました。ノーマークでしたが、かなり走りは切れていました。必死についていこうとしましたが、じわじわと離されていきます。3周回目に入り、長谷川選手をかわし、再び2位に浮上しましたが、ランのエイドでは給水をとっても、とっても脱水感は改善されませんでした。そのまま、ペースを上げることができず、悔しい2位でのフィニッシュとなりました。
レース後も、直後は身体の火照りで動けなかったですが、水分を1リットルくらい補給し、しばらくしたら、レースのダメージがそれほどないことに気づきました。不完全燃焼です。これも典型的な脱水症状の現れです。佐渡も暑くなることが予想されます。今回の経験(失敗)を生かすように、より高い意識を持って水分を摂取していきます。
常日頃からご支援・ご声援くださっている有限会社シオヤキャッスル様、その他協賛スポンサーの皆様、大会スタッフ、ボランティアの皆様、大会に参加した選手の皆さん、家で声援を送ってくれた家族に感謝申し上げます。