日本選手権
開催地 :東京都 臨海副都心特設会場
トップ10順位
レポート:
今シーズン国内最終戦となる日本トライアスロン選手権、今年は海外招待勢の参加は
無く、日本選手のみの、純粋な日本選手権としての開催となった。男子エリートは国内
上位陣がフル参戦し、国内での日本一を決めるにふさわしい大会となった。
先週のインドのアジア選手権から、とにかく体調を整えることに集中し、大会当日には、
まずまずのコンディションに。気合を入れつつも、平常心で自分の力を出し切ることを
目標にレースに臨んだ。
スイムは水温19度ということで、ウエットスーツ着用に。右よりからスタートするものの、
両側からのバトルに巻き込まれ、1周目は少し出遅れる。2周目でじわじわと追い上げ、
第2集団の中でスイムフィニッシュ。小原、西内、山本淳、藤村と5人でパックを形成する。
1周目で、前を行く細田を吸収。3週目で先頭の福井、田山、山本良に追いつく。
先頭集団は藤村が遅れて8人となる。
集団のペースは速く、後続の集団との差を徐々に広げつつある中、終盤に入り、
稲毛勢が動きをみせる。稲毛勢の山本淳、細田がアタック。テイケイ軍団と必死に
二人を追うが、チーム戦略か、福井、山本良はローテーションに加わらなくなる。
結果、バイクフィニッシュ時には35秒の差。ここからが本当の勝負だ。
バイクでかなり足を使ったため、ランでは出だしで遅れるものの、2周目には少し復活。
7位で最終周へ。ラスト1周で、後続第3集団から菊地、高濱、益田らの猛烈な
追い上げを受け、かわされてしまう。しかし、大声援に励まされ、最後の力を振り絞り、
何とか最後まで粘り10位入賞、ITUポイント獲得を果たした。
不振にあえいだ今シーズン、今回のレースは順位的には満足いかなくても、現在の
自分の力を出し切ることができたという点では、レースをしていて楽しかったし、久々に
すっきりした気持ちでフィニッシュすることができた。
今回のレース結果から、自分に足りない部分をもう一度、客観的に評価・検討し、
次のレースに向けて自分の弱点を克服していきたい。挑戦すること、それは自分を
信じることから始めの一歩が始まるのではないだろうか。これからも自分を信じて、
世界への挑戦を続けていきたいと思う。
大勢の方々の応援、本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
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