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 ◆ 2012年 11月13日 「日本トライアスロン選手権レースレポート」

 
 レース当日、朝5時半に起床。6時より30分間のローラーで体を目覚めさせ、続けてランのドリルを少し行いました。女子のスタートに間に合うようにホテルを出て、8時に会場着。すぐに竹元のところへ行き、声を掛けました。竹元はこの1年間、チームあすたまの選手として、強い思いをもって競技に取り組んできました。シーズン後半まで調子がなかなか上がってこず、苦しみもがいていましたが、10月の国体では4位に入賞し、このお台場に調子を合わせてくることができていました。昨年14位、今回はトップ10に入るだけの練習を積んでこれたと自分も信じていたので、 自信をもって行け!と送り出しました。竹元の結果についてはまた別レポートにてご報告します。

 (以下写真提供:増田和幸様)

 男子は11時スタート。今回は水温が16度程度ということで、寒さ対策をしっかりと行いました。ホットクリームをしっかりと塗り、ウォーミングアップに。ウォーミングアップを終えた後は、お湯をウェットスーツの中に流し込み、体が冷えないようにしました。スタートまでの時間はダイナミックストレッチを行い、体を動かし続けておきました。もちろん寒い日のレースは体温を奪われるため、エネルギー補給にも夏場のレース以上に気を付けました。男子のスタートラインには日本全国から選び抜かれた60人の選手が並びました。自分はランキング順で21番目にポジションを選択。真ん中右寄りの位置を選びました。左隣にはチームあすたま練習生の桶谷。

 スイムはスタートダッシュはうまく決まらず、バトルにもまれながらも、冷静に自分のポジションを少しずつ右に移動させながら、前に上がっていきました。スイムの調子自体は悪くなかったので、前半出遅れても後半ある程度までならば挽回できるという自信がありました。第1ブイをインへ切り込み回りました。第2ブイ、第3ブイをクリアするうちに、それまでの一列棒状の状態から、ある程度集団が形成されてきます。その時、どの集団に位置しているかが、大きな分かれ目になります。やはり第1集団は前方に逃しており、そのあとの大きな一塊の第2集団中ほどにいるように思えました。1周目を終え、一旦陸に上がります。その時に周囲を確認し、どういった選手が周りにいるかを把握します。小池選手、若杉選手、杉本選手、下村選手、高濱選手らが確認できました。自分のスイムの実力からいったら、妥当な所でよくもなく悪くもないといったところでしょうか。この集団から抜け出すことは難しいので、少しでも集団の前に出れるように、泳ぎのテンポを変えながら隙をみて前方に移動しようと試みます。しかし、力が拮抗しているためか、なかなか前には出させてもらえません。こうなったら、体力を温存するため、あえて前には出ずに、集団の後ろでできるだけ休むようにして泳ぐ作戦に切り替えます。最後の直線に入ると、集団のペースが上がってきます。自分も必死ですが、周りも必死なので当然ですが、きついところです。スイムは21位でフィニッシュ。

 上陸してトランジションまでのショートランが、レースの中でも最もきついところかもしれません。どうやら、集団の後方のようです。トランジションでは、ウェットを脱ぐのと、ヘルメットのストラップをはめるのに少しもたついてしまい(3〜4秒ほど)、ほぼ集団の最後尾でのバイクスタートなりました。この3〜4秒でまったく結果が変わってきてしまうのがドラフティングレースの恐ろしいところです。バイクを押して、トランジションから飛び出すタイミングで、どこからかIslandマネージャーからの檄が飛んできました。「一人で前を追え!!」と。同じタイミングでバイクスタートした選手がいましたが、その選手には構わず、前方10m前に見えている集団に向け猛ダッシュをして、追いつきました。あとでリザルトを見ると、その集団(第2)では自分がラストでした。まさにナイスなアドバイスでした。ここで追いついていなければ、10番は順位が下がっていたでしょう。

 前の集団に追いつくと、8人ほどの追走集団を形成しました。桶谷も同じパックにいます。バイクコースはコーナーが連続する1周5kmを8周回。呼吸とペースが落ち着くまでの序盤の2周回ほどは後方待機させてもらい、3周目あたりからローテーションに加わり、前を追おうという意志の強い佐藤選手、下村選手らと協力して、集団の前々でレースを展開しました。実業団ロード出場の経験により、以前に比べて周りに気を配りながら、かなり余裕をもって走ることができるようになりました。この選手の後ろにつくのは危険だな・・・とか、集団の中に位置する自分自身をも客観的に見ることができ、落車のリスクを軽減したり、無駄なオーバーペースで自らの脚を使い切ってしまうことも防げるようになった気がします。今回は、かなり余裕を残せていたので、フィニッシュ前に集団の先頭に出て、トランジションへと入ることができました。前から落ちてきた何人かの選手を吸収した第2集団は最終的に14人となり、5名の先頭集団から約1分差、15名の第3集団とは1分30秒差でバイクフィニッシュしました。

 バイクを終えて、7位という今の自分にとって考えられる最高の位置でのランスタートとなりました。泣いても、笑ってもラストのラン10kmで最終順位が決まります。スタートしてすぐに、佐藤選手、下村選手、杉本選手、高濱選手といったランのスペシャリスト達が自分を追い抜いていきますが、まずは自分のペースを刻みます。同じ東海地区のライバルである疋田選手の先行も許しますが、離れずについていきます。国体の時に比べればかなり脚も動いてくれています。粘りに粘ってなんとか、後半順位を上げていけるように我慢します。

 1周目の折り返しを過ぎて、疋田選手を追い抜くと、チームあすたま練習生の桶谷が自分に並び、前に出ました。調子がよさそうな走りをしているので、自分もそれにピッチを合わせて走ります。やはり人の後ろにつくと、心理的に楽に走ることができます。2周目に入り、桶谷とは最大10mほどの差がつきましたが、射程距離圏内に捉えて逃がさないように走ります。2周目の終盤付近で、脚色が鈍ってきた桶谷に「2人で前を追うぞ!」と檄を飛ばし、再び前に出ます。しばらく2人で並走しますが、桶谷が徐々に遅れ始めます。この時点で自分が13位ということを知らされました。最後まで諦めなければトップ10も狙えるかもしれない・・・!と集中して走り続けました。沿道からは、チームメイトだけではなく、自分を知る他チームの方や、ナショナルチーム時代にお世話になっていた方たちからも大きな声援を頂き、身体が震えるような感動がありました。最後まで・・・最後まで諦めないでいこう、と気合が入りました。

 しかし、最終周に入ると、後続集団からランの切れる池隆礼選手、井上亮選手の追撃を受け、順位を二つ下げてしまいました。この時点で15位。これ以上順位を落とす訳にはいきません。井上選手に食らいつき、最後の力を振り絞って、ペースを上げます。最後の直線まで全力で走り切りますが、井上選手には1秒及ばず。総合15位でのフィニッシュとなりました。出し切ったという充実感。入賞ラインであるトップ10には及ばなかった悔しさ。どちらの気持ちも嘘ではありません。ただ、やはり自分はトライアスロンが大好きで、この舞台=お台場で走れることが一番の幸せであるということを再認識できました。そして、まだ自分には戦う意志があるということもわかりました。

 チームとしての結果は、桶谷33位、櫛田36位、竹元17位と、目標に掲げてきた男子20位以内、女子10位以内をクリアすることができませんでした。ただ、最後に各選手からの応援してくださった方への涙を流しながらのお礼の言葉を聞き、成長を感じ、各選手がこの1年間努力してきたことは決して無駄ではなく、自分がチームを設立した目的、理念を各選手が自分のものとして共有してきてくれたことに感謝したいと思います。結果はもちろん大事で、それを目標として、この1年間努力してきたわけですが、その努力の過程こそ、人を感動させ、勇気を与えるものであると自分は考えています。もちろん、監督の自分も、チームも、各選手もまだまだ未熟であり、やるべきことはたくさんありますが、やってきたことに間違いはなく、これから更に成長するために必要な経験を得ることができたのが、今回の日本選手権でした。今シーズン、生まれたばかりの未熟なチームを温かく見守ってくださったサポーターの皆様、熱い声援を送ってくださった皆様に感謝し、来季の更なる飛躍を誓います。応援ありがとうございました!今後もチームあすたまをよろしくお願いします!


 

 

 ◆ 2012年 11月13日 「日本トライアスロン選手権15位」

 
 2012年国内シーズン最終戦であり、最大の目標であった日本トライアスロン選手権が終わりました。今年は、起業、独立、新チーム立ち上げと年初から駆け抜けてきましたが、忙しかったがゆえに、大変密度の濃い充実した時間を過ごすことができました。決して一人の力ではとてもここまでは辿り着くことは不可能でした。自分を支えてくださった皆様のおがです。本当にありがとうございました。以下レース結果とレポートを掲載します。
 

■男子(出場60名/完走42名)
 
 1位 田山 寛豪 NTT東日本・西日本/流通経済大学職員    1:44:14
 2位 山本 良介 トヨタ車体                1:45:05
 3位 細田 雄一 グリーンタワー・フェリック・稲毛インター 1:45:36
 4位 佐藤 治伸 日本食研実業団トライアスロン競技部    1:46:41
 5位 杉本 宏樹 グリーンタワー・稲毛インター       1:47:11
 6位 下村 幸平 ボーマレーシング・JSS深井         1:47:27
 7位 高濱 邦晃 チームフォーカス・門司地産          1:48:34
 8位 椿 浩平   宇都宮村上塾                1:48:14
 9位 石塚 祥吾 日本食研実業団トライアスロン競技部    1:48:34
 10位 外山 高広 埼玉県連合                1:48:56
 
 15位 竹内 鉄平 あすたま・ATEX・三好TC         1:50:17
 33位 桶谷 祐輝 チームあすたま練習生           1:52:58
 36位 櫛田 宣善 チームあすたま練習生           1:53:50
 
■女子(出場48名/完走25名)
 
 1位 上田 藍   シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター  1:55:07
 2位 高橋 侑子 法政大学                 1:56:06
 3位 井出 樹里 トーシンパートナーズ・チームケンズ    1:56:15
 4位 庭田 清美 アシックス・ザバス              1:56:17
 5位 佐藤 優香 トーシンパートナーズ・チームケンズ    1:57:00
 6位 西 麻衣子 LFC株式会社               1:57:56
 7位 崎本 智子 枚方スイミングスクール           1:58:52
 8位 田中 敬子 チームゴーヤー              1:59:58
 9位 中島 千恵 トーシンパートナーズ・チームケンズ    2:00:55
 10位 佐藤 千佳 湘南ベルマーレ              2:01:02
 
 17位 竹元 久美子 あすたま・ATEX・三好TC        2:04:53

 昨年の大会では、過去15回参加した日本選手権において、ワーストの33位(本格デビュー前の第1回大会を除く)。大変悔しい思いをすると同時に、自分にも第1線の競技者から「引退」の時期が近づきつつあるのかな?という現実を突き付けられた気がしていました。また今までのクラブチーム運営に加えて、会社設立、エリートチームの立ち上げにより、監督という立場の自分が競技者として活動して果たしてよいのだろうか?という疑問が生じていました。いろいろなご意見を頂く中、競技者としての自分をまだまだ応援していくよ、という方たちに励まされ、自分を超える選手が現れるまでは、自分が練習においてもレースにおいても、チームを引っ張っていくというスタイルを貫き通すことに決めました。そのため、まずは出場レースをショート一本に絞って、もう一度スピードを一から鍛え直すこと、出られる国内のエリートレース(ジャパンカップ)にはすべて出場し、ジャパンランキングポイントの獲得で日本選手権の出場資格を得ることを自分に課して、今シーズンを戦うことに決めました。それが自分の覚悟でした。

 しかし、シーズンが始まってみると、国内エリートレースの高速化、ハイレベル化により、アジアカップ天草大会、蒲郡大会ではトップから5%以内のタイムでフィニッシュすることができず、ポイントが獲得できないという厳しい現実を突き付けられました。ようやくスプリントディスタンスの七ヶ浜大会でポイントゲットし、日本選手権出場資格を得るものの、日本選手権1か月前のアジアカップ村上大会では第1集団を逃して25位に沈み、愛知県代表として初めて出場、入賞(8位)を目指したぎふ清流国体では第1集団で展開できたものの、ランが全く走れず14位と結果を残すことができませんでした。しかし、あくまで今シーズンのターゲットは日本選手権であり、そこで結果を残すために今シーズンの経験はすべては繋がっていくんだという意識において焦りは生まれず、村上大会からの1か月間は非常に集中したメンタリティでトレーニングを積むことができた気がします。これも覚悟ができていたからだと思います。クラブのメンバーもシーズンが終わった後も、選手を盛り上げるために気持ちを切らさずに練習に参加してくれていました

 練習では、ここ数年で3種目とも力が急激に落ちてきていることを痛感していましたが、今までの経験にプラスして、強くなるためのヒントを得るため、バイクは実業団登録をしてロードレースに積極的に出場、ランは元実業団ランナーの方にトレーニングパートナーをお願いして強化を図りました。この二つの効果は確かなもので、確実に力が戻ってきている手応えを感じていました。スイムについては今までの経験をフルに生かして、いかに少ない距離で効率的に負荷を掛けられるかを考えました。少ない時間で強くなる方法を必死に考えましたそうして11月11日の日本選手権を迎えました。

 金曜日の朝、ハイエースバンに乗り合わせ愛知を出発。第2東名を気持ちよく走らせ、お台場についてすぐに有明スポーツセンターのプールで軽く流して、移動の疲れをリカバリーしました。夕食前に、お台場ガンダムを見に?軽くジョギング。夜は焼き鳥屋で美味しい阿波尾鳥を頂きました。翌日土曜日は、午前中の内に3種目調整練習を済ませて、午後は競技説明会以外の時間はできるだけ身体を休められるようにしました。名古屋から駆けつけて頂いたトレーナーの増田先生(自然整体院エイド・ステーション)、島根からの桶谷と合流。夜は、チームあすたまのメインスポンサーであるATEX株式会社代表の傍嶋さんに夕食をご馳走になり、激励していただきました。身体の最終調整、エネルギーをしっかりと補給して、ミーティングを行い、明日のスケジュール、レース方針を確認し、ぐっすりと眠ることができました。

 

 

 ◆ 2012年 11月4日 「チームあすたま日本選手権対策練習会」

 
 1週間後に迫った2012年の日本トライアスロン選手権。11月のレースということで、例年に比べて、水温・気温が低いことが予想されます。実際に同じような条件下でトライアスロンを行う最終ポイント練習を、選手3名+ペーサー2名+スタッフ3名の8名体制で行いました。場所は、ホノルルのワイキキビーチ・・・ではなく、蒲プロのミニトライアスロン練習会でおなじみの西浦温泉パームビーチ。さすがに11月ということもあり、釣り人の他に人影も少なく、思う存分トレーニングさせて頂きました。ウォーミングアップから、寒さ対策まで実際のレースと同様にしっかりと準備を行い、緊張感を高めていきます。スタート前の整列、MCによる選手紹介、スタート位置の選択・・・とイメージづくりを行います。距離は、スイム750m+バイク10km+ラン2kmを2セット。スイムはお台場同様3つのブイを回るコースを一旦上陸の2周回。水温は16℃でしたが、集中していたので寒さは気にならず。

 トランジションからバイクスタートへ。死ぬ気で引いてくださいとお願いしておいたペーサーのお二人(かとさん、しまじろうさん)はここから合流してもらいます。とにかくトランジションから集団が形成されるまでの数キロが勝負の分かれ目。強風の中、シーサイドロードの折り返しコースを先頭交代しつつ走ります。竹内、櫛田は男子ペーサーのかとさんの強烈な引きに耐えつつも、自分は何度か仕掛けて、ゆさぶりを掛けますが、引き離せず3人団子状態でバイクフィニッシュ。この日のためにばっちり調整してきてくれた女子ペーサーのしまじろうさんも竹元選手をガンガン引ききってバイクフィニッシュ。

 最後は2kmのラン。レースをイメージして集中して走ります。

 ペーサーを務めてくださったかとさん、しまじろうさん、コース設営、安全確認をお手伝いいただいたおおはしさん、はたさん、ありがとうございました!おかげさまで選手は収集して最高のトレーニングができました。あと1週間、気を抜かずに調整していきます!

 形原漁港の定食屋「松月」のさしみ定食。美味しかったです!


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