2012年国内シーズン最終戦であり、最大の目標であった日本トライアスロン選手権が終わりました。今年は、起業、独立、新チーム立ち上げと年初から駆け抜けてきましたが、忙しかったがゆえに、大変密度の濃い充実した時間を過ごすことができました。決して一人の力ではとてもここまでは辿り着くことは不可能でした。自分を支えてくださった皆様のおがです。本当にありがとうございました。以下レース結果とレポートを掲載します。
■男子(出場60名/完走42名)
1位 田山 寛豪 NTT東日本・西日本/流通経済大学職員 1:44:14
2位 山本 良介 トヨタ車体 1:45:05
3位 細田 雄一 グリーンタワー・フェリック・稲毛インター 1:45:36
4位 佐藤 治伸 日本食研実業団トライアスロン競技部 1:46:41
5位 杉本 宏樹 グリーンタワー・稲毛インター 1:47:11
6位 下村 幸平 ボーマレーシング・JSS深井 1:47:27
7位 高濱 邦晃 チームフォーカス・門司地産 1:48:34
8位 椿 浩平 宇都宮村上塾 1:48:14
9位 石塚 祥吾 日本食研実業団トライアスロン競技部 1:48:34
10位 外山 高広 埼玉県連合 1:48:56
15位 竹内 鉄平 あすたま・ATEX・三好TC 1:50:17
33位 桶谷 祐輝 チームあすたま練習生 1:52:58
36位 櫛田 宣善 チームあすたま練習生 1:53:50
■女子(出場48名/完走25名)
1位 上田 藍 シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター 1:55:07
2位 高橋 侑子 法政大学 1:56:06
3位 井出 樹里 トーシンパートナーズ・チームケンズ 1:56:15
4位 庭田 清美 アシックス・ザバス 1:56:17
5位 佐藤 優香 トーシンパートナーズ・チームケンズ 1:57:00
6位 西 麻衣子 LFC株式会社 1:57:56
7位 崎本 智子 枚方スイミングスクール 1:58:52
8位 田中 敬子 チームゴーヤー 1:59:58
9位 中島 千恵 トーシンパートナーズ・チームケンズ 2:00:55
10位 佐藤 千佳 湘南ベルマーレ 2:01:02
17位 竹元 久美子 あすたま・ATEX・三好TC 2:04:53
昨年の大会では、過去15回参加した日本選手権において、ワーストの33位(本格デビュー前の第1回大会を除く)。大変悔しい思いをすると同時に、自分にも第1線の競技者から「引退」の時期が近づきつつあるのかな?という現実を突き付けられた気がしていました。また今までのクラブチーム運営に加えて、会社設立、エリートチームの立ち上げにより、監督という立場の自分が競技者として活動して果たしてよいのだろうか?という疑問が生じていました。いろいろなご意見を頂く中、競技者としての自分をまだまだ応援していくよ、という方たちに励まされ、自分を超える選手が現れるまでは、自分が練習においてもレースにおいても、チームを引っ張っていくというスタイルを貫き通すことに決めました。そのため、まずは出場レースをショート一本に絞って、もう一度スピードを一から鍛え直すこと、出られる国内のエリートレース(ジャパンカップ)にはすべて出場し、ジャパンランキングポイントの獲得で日本選手権の出場資格を得ることを自分に課して、今シーズンを戦うことに決めました。それが自分の覚悟でした。
しかし、シーズンが始まってみると、国内エリートレースの高速化、ハイレベル化により、アジアカップ天草大会、蒲郡大会ではトップから5%以内のタイムでフィニッシュすることができず、ポイントが獲得できないという厳しい現実を突き付けられました。ようやくスプリントディスタンスの七ヶ浜大会でポイントゲットし、日本選手権出場資格を得るものの、日本選手権1か月前のアジアカップ村上大会では第1集団を逃して25位に沈み、愛知県代表として初めて出場、入賞(8位)を目指したぎふ清流国体では第1集団で展開できたものの、ランが全く走れず14位と結果を残すことができませんでした。しかし、あくまで今シーズンのターゲットは日本選手権であり、そこで結果を残すために今シーズンの経験はすべては繋がっていくんだという意識において焦りは生まれず、村上大会からの1か月間は非常に集中したメンタリティでトレーニングを積むことができた気がします。これも覚悟ができていたからだと思います。クラブのメンバーもシーズンが終わった後も、選手を盛り上げるために気持ちを切らさずに練習に参加してくれていました。
練習では、ここ数年で3種目とも力が急激に落ちてきていることを痛感していましたが、今までの経験にプラスして、強くなるためのヒントを得るため、バイクは実業団登録をしてロードレースに積極的に出場、ランは元実業団ランナーの方にトレーニングパートナーをお願いして強化を図りました。この二つの効果は確かなもので、確実に力が戻ってきている手応えを感じていました。スイムについては今までの経験をフルに生かして、いかに少ない距離で効率的に負荷を掛けられるかを考えました。少ない時間で強くなる方法を必死に考えました。そうして11月11日の日本選手権を迎えました。
金曜日の朝、ハイエースバンに乗り合わせ愛知を出発。第2東名を気持ちよく走らせ、お台場についてすぐに有明スポーツセンターのプールで軽く流して、移動の疲れをリカバリーしました。夕食前に、お台場ガンダムを見に?軽くジョギング。夜は焼き鳥屋で美味しい阿波尾鳥を頂きました。翌日土曜日は、午前中の内に3種目調整練習を済ませて、午後は競技説明会以外の時間はできるだけ身体を休められるようにしました。名古屋から駆けつけて頂いたトレーナーの増田先生(自然整体院エイド・ステーション)、島根からの桶谷と合流。夜は、チームあすたまのメインスポンサーであるATEX株式会社代表の傍嶋さんに夕食をご馳走になり、激励していただきました。身体の最終調整、エネルギーをしっかりと補給して、ミーティングを行い、明日のスケジュール、レース方針を確認し、ぐっすりと眠ることができました。
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