昨年に続き、2010野尻湖カップトライアスロンジャパンオープンに招待選手として参加してきた。金曜日に長野に移動して、今回も、チーム員の河野さんのご自宅に泊めていただいた。おかげで、ゆっくりと身体を休めることができ、最終調整をしっかり行うことができた。土曜日の午前中は、ゆっくりと休んで移動の疲れを取って、午後から会場の野尻湖へと移動。前日移動だとはこうはいかない。受付とバイクコースの試走(15km×2周)を河野さんと行った。その日は河野さんと別れ、大会事務局に用意して頂いた宿に泊まった。
レース当日、朝方は土砂降りだったが、スタート1時間前には、雨が上がった。スイム(1.5km)を19分台のトップで上がり、バイク(45km)を1周目・2周目と先頭を独走するものの、萩野貴史選手(長野県)に3周目の終盤追いつかれて、2位でラン(16km)スタート。しかし、3km地点で再び逆転して、独走態勢に。折り返し(8km地点)で後続との差を確認、そのまま余裕を持って逃げ切れると思った・・・・・・が・・・・・・甘かった。今年の宮古島大会7位の菅沼伸哉選手(沖縄県)に猛烈な追撃を受けて、残り2kmを切ったところで追いつかれてしまった。宮古島大会では、昨年、今年と自分が2度負けている菅沼選手。ランの地力はもちろん知っていたが、追いつかれたときは、まさかあの距離を詰めてくるか!?と大きな衝撃を受けた。
ここは、我慢。とにかくついていくしかない!と菅沼選手をぴたりとマーク。相手の息遣い、足の運びを後ろから観察し、最後の勝負に備えた。フィニッシュは道を折れてすぐのため、曲がる直前のここしかない!というタイミングで自分が先にアタックを仕掛ける。ここは野尻湖大会初参加の菅沼選手と3度目の自分との経験の差が出た。菅沼選手とのスプリント勝負の末、2秒差でトップでフィニッシュテープを切ることができた。最大の目標であったV3を達成!最後の最後まで、本当にしんどいレースだった・・・。
コンディション的には、不安材料だらけで、実際バイクもランもまったく思うような走りはできなかったが、たくさんの方に応援して頂き、意地でも勝つ!という気持ちを全面に出し、最後まで諦めなかったことが勝因だった思う。レースが終わって冷静になってみれば、そう思うのだが、レース中は、とにかく無我夢中で、ラストのスプリントの駆け引きは身体が勝手に反応していた。これは普段の練習のビルドアップ走で、ラストスパート真剣勝負をみんなとしているおかげだ。自分は、ビルドアップ走では、よっぽど調子が悪いとき以外は、いつ何時、誰が(女性、子供が)相手でも、絶対にラストは半歩でも前にフィニッシュするようにしている。大人げない?と思われようが、そうすることで、身体が勝手に反応するようになり、実際のレースで生きてくるからだ。まさにそのことを体現できたという意味では、非常に価値のあるレースだったと思う。この勢いで、今週末のアジアカップ蒲郡大会も頑張りたい。
優勝 竹内 鉄平 2位 菅沼 伸哉 3位 萩野 貴史
レースが終わり、表彰式の後、7月の新潟合宿の視察のため、新潟県阿賀町三川(みかわ)に車を走らせ、PM6:30に到着。とりあえず宿の周りを散策60分Jog。やばい・・・腹が減ってきた・・・熊が出そう・・・。何とか宿まで戻り、温泉(源泉掛け流し)に入ったあと、豊島氏に宿舎とバイクコースを案内してもらい、新発田の町まで移動し、夕食をご馳走になった。三川は、非常に自然豊かな土地で、温泉もすばらしかった。その日は、ホテルみかわに泊めさせていただき、翌日(月曜日)の早朝AM5:30、今回サポートを頂いた株式会社黒姫和漢薬研究所にレースの報告と挨拶に伺うため、再び黒姫へと向かった。
AM8:00に黒姫和漢薬研究所に到着して、活力朝礼に出席。狩野社長よりご紹介いただき、従業員の皆様方に挨拶。その後、狩野社長とゆっくりとお話をさせていただき、工場の見学もさせていただいた。黒姫和漢薬研究所は、人と自然との融和のなかにこそ真の健康があるという企業理念の元、「えんめい茶」、「快三七人参花エキス湯」を初めとする山野草を活用した自然健康食品を製造販売している。また、実業団自転車チーム「快レーシング」をサポートしており、自転車選手に限らず、スポーツ選手を応援している。今回の大会参加にあたって、「快レーシング」「チーム鉄平」双方のチーム員である河野さんを通じてご縁を頂き、会社を上げてバックアップしてくださった。えんめい茶は、今年に入ってから、快三七人参花エキス湯は2ヶ月ほど前から飲み始めたが、少しずつ体質が改善しつつあり、疲労回復(とくに肝臓)に効果を感じている。三七人参の根には今話題の若返り物質「サポニン」を豊富に含んでいるそうだ。今回の勝利を多方面から影で支えてくださった皆様に感謝!
↑ 快レーシングの皆さんと
↑ 株式会社黒姫和漢研究所 狩野土(かのう・はかる)社長に優勝の報告
その後、河野さんに案内していただき、7/25に出場を予定している全日本実業団ロードレースin小川村のコースを試走しにいった。聞いてはいたが、激坂が続く非常にタフなコースだった。見ておいてよかった・・・。BR-1は、3周回+半周のコースだが、言ってみれば段戸山を4回登るに等しいかもしれない。果たして完走できるか?河野さん、今回もいろいろお世話になり、ありがとうございました!
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