長良川国際トライアスロン大会に出場。今回は、降り続く雨により長良川が増水、バイクコース、ランコースもかなり水溜りがひどい状況となり、第1ラン2.5km、バイク20km、ラン5kmのデュアスロンに変更となった。デュアスロン、しかも自分の苦手とするスプリント的な距離で、自分の持ち味である粘りが発揮できるかどうか微妙であったが、ベストを尽くして戦うのみ。第1ランは無理をせず周りの様子を見ながら走り、バイクで勝負を掛けて後続を引き離し、第2ランで逃げ切る作戦でレースに臨んだ。
第1ランでは、ランが得意な二人の選手が飛び出し、それを5〜6人の第2集団で追う形になった。3位で第1ランを終え、バイクスタート。すぐに前を行く倉内誠司選手(愛知県)を捕えて2位に浮上。1位の栗原正明選手(国士館大学)を追いかける。1周毎に確実に距離は縮まってきていたが
、さすがデュアスロン世界選手権U-23代表だけのことはある。1周につき、10秒ずつくらいしか縮まらない。3周目、あと少しで追いつくか?というところで、後続のドラフティング集団(5〜6名)に飲み込まれてしまう。後ろはしっかりと引き離してきたつもりだったが・・・油断していた。このまま集団で走るわけにはいかないので、「おまえらドラフティングするんじゃねぇ!ついてこれるもんならついてこい!!」(心の声)と言わんばかりに、一気にペースを上げて、集団から抜け出し、そのままの勢いで栗原選手を抜き、トップに立った。ラスト1周、必死に逃げたが、集団との差は広がらず、10秒あるかないかで、第2ラン5kmをスタート。
走り出して早々、ふくらはぎにデュアスロン独特のあの感覚。攣りそう・・・。ペースを落として回復を図るが、その間に、栗原選手、倉内選手、現在エイジランキング1位の中井啓太選手に抜かれてしまう。このまま4位では、表彰台にも上れない。いつもならば、後半5kmで追い上げるのだが、今回は、5kmという短い距離の中で、自分の力をすべて出し切るようにプッシュし続けなければいけない。池のような水溜りの中をひた走る。2周目で中井選手を捕えて、3位に浮上。倉内選手もすぐ目の前まで来ていたが、残りの距離が足りない!もうフィニッシュ目前、このまま3位か・・・・・・と思ったとき、倉内選手と共に、コースをミスしたことに気づいた。前を行く倉内選手しか目に入っておらず、誘導もなかったため、フィニッシュロードではなく周回コースに入ってしまっていたのだ。慌ててコースを引き返すが、4位の中井選手が2位でフィニッシュ。自分は3位。倉内選手は4位となった。最後の最後でミスをしたのが悔やまれるが、3位は3位で順位的には変わらず、苦手なフォーマットであっても、後ろ向きにならず、自分の力を出し切れたのでよかったことにしよう!
チームからは、女子2位に平松智子選手、エイジ(60代)1位に三宅光章選手が入った。おめでとうございます!また豪雨の中、応援に駆けつけてくださった皆様
、ボランティアの皆様、難しい判断をしなければならなかった運営スタッフの皆様、ありがとうございました!また来年リベンジします。
2位 中井啓太選手(三重県) 優勝 栗原正明選手(東京都) 3位 竹内鉄平(愛知県)
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