カナダから帰国した次の日の朝、起きてみると、どうも体調がおかしい・・・。そう感じつつも、今日は会社を休むつもりだったし、いつもは泳げば、かえって少しくらいの風邪はすぐに治るのが常だったので、まぁ、疲れがたまっているのは当然だな、と自分に言い聞かせ、普段どおり、三好スイミングへ。しばらくプールに浮いたり、歩いたり、水に浸かったりしてみるものの、一向に良くなる気配が無い。コーチやトレーニング仲間に挨拶もそこそこに、プールを出て、外で朝食を食べ終わる頃には、あきらかに身体が異常を訴えていた。妻と相談して、そのまま病院へ直行。そのときはまだ微熱であったが、カナダから帰国直後ということもあり、やばいウィルスの可能性もあるということで、すぐさま検査入院することになった。
悪い予感は的中し、夜になると熱はぐんぐん上昇。40度を軽く超えた。血液を大量に採取され、髄液まで採られて、翌日の保健所の検査の結果を待った。食欲だけは全く問題なかったが、次の日も熱は下がらず、こんなに高熱が続くなんていつぶりだろう、もはやこれまでか・・・とわけのわからないことを、思考が働かない頭で考えながら、ベットの上でうなされていた。
その日の夕方になってようやく診断が下った。「インフルエンザA型だね」「はあ、そうですか」
病名がインフルエンザだったことではなく、診断が下りたことに安心した。何も分からない状態というのは人を不安にさせるものなのである。なにはともあれ、こんなことが無くては、オフ期以外でトレーニングを1週間も休むことはまず無いわけで、逆に完全休養ができて、よかったということにしておきましょう。
この度、ご心配、ご迷惑をおかけした方、すみませんでした。 |