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強くなる!トライアスロン「74」のコツ
第3号 2004/6/14
=============================== 発行者 竹内 鉄平 =============
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トライアスリート向け実践メールマガジン、「強くなる!トライアスロン
74のコツ」にご登録していただき、ありがとうございます。
発行者の竹内鉄平です。
ちなみにこのメルマガの内容は以下の5つのコツに分類されます。
トライアスロンのコツ
スイムのコツ
バイクのコツ
ランのコツ
コンディショニングのコツ
今回はトライアスロンのコツ(その3)になります。
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【目次】
◆1◆ トライアスロンのコツ(その2)
「失敗しない目標設定」
◆2◆ トレーニングQ&A
◆3◆ 編集後記
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◆1◆ トライアスロンのコツ(その2)
「失敗しない目標設定」
さて、前回効果的な目標設定のプロセスを説明しました。
しかし、まだ目標が達成できるか不安だな〜という方も見えると思います。
そこで、今回は、前回とは違った視点から、なぜ目標設定が失敗するのか?
を考えてみたいと思います。
そうすることで、更に失敗する確立の少ない目標設定をの仕方を学ぶことが
できます。
目標を設定しては見たものの、それが上手くいかなかったという経験は誰もが
あると思います。
目標達成が失敗する原因は大きくわけて次の3つが考えられます。
(1)目標に魅力がない。
人はよく、自分が「すべきと思うこと」を目標にします。
例えば、「毎日10km走る」「毎日腹筋・背筋200回」など
人はすべきことをやれるほど意思が強くありません。
それよりは、自分が「こうなったら最高だ!」というドキドキ
するようなことを目標にしましょう。
そして、その目標を達成して、自分や周りの人が喜ぶ姿を常に
イメージしましょう。
それがモチベーションとなり、継続の力となるのです。
(2)具体的なステップがない。
これは前回説明したように、短期→中期→長期の順に段階を踏んで、
目標をクリアしていくのが大切だよ、ということです。
多くの人はいきなり実現不可能な目標を立てます。
まずは確実にクリアできる小さな目標を、ひとつひとつ確実に達成していく
ことに集中しましょう。
また、1つ1つの目標に具体的な期限を決めることも大切です。
いつまでにやるかが決まっていなければ、人はなかなかスタートできません。
(3)目標の修正がない。
これは実はとても大事なことです。
一旦決めた目標は見直さず、何が何でも達成しなくてはいけない、
と思っている方が多いと思います。
最終的な目標をころころ変えるのは考えものですが、中期・短期の目標は
あくまで、これくらいまでにこうなりたいという予測からきたものであり、
それが達成できそうになければ、その都度修正する必要があるのです。
そうすることにより、常に最適な最終的目標へのルートを選択しながら、
確実に前に進んでいくことが出来ます。
いかがですか?
目標設定のコツを押さえれば、貴方の目標達成への確立は飛躍的に上昇します。
最後に、自分ひとりで考えた目標というのは、どうしても独り善がりなものに
なってしまいます。その目標が頑張れば実現可能なものか、客観的な視点から
人にアドバイスをもらうことが大切なのです。
そこで、今回のコツを参考に自分の目標を立ててみてください。
そして、目標を立てた方はぜひその目標を教えて下さい。
→ ta-info@asutama.com
目標を人に宣言したということは、目標の半分をすでに達成したことに匹敵します。
思い立ったが吉日、今日から新たなスタートです!
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◆2◆ トレーニングQ&A
質問:
私の場合、ちょっと練習の強度を上げるとすぐ、風邪をひいたり、
体調不良をきたします。何故ですか? 強度を上げると言っても、
素人レベルの為、大したこじゃないのに・・・
中々、練習強度が上がりません、良いアドバイスをお願いします!
Sさん(?才)
回答:
練習の強度を上げると、体調不良になるとのことですが、練習の強度を
上げると、身体は、トレーニングにより、今までにないダメージを受け
たわけですから、当然、諸機能(体力・免疫力)が低下します。
その状態から回復することによって、前の段階よりも強くなることが
できます。
これは競技レベルに関係なく、その人にとって、今までよりも強い負荷
が掛かった時には必ずそういった反応が起きます。
したがって、体調が悪くなるのは、当たり前のことなのです。
そこで無理をしてしまうと風邪を引いてしまったり、やる気が起きなく
なったりという悪影響がでてきます。
疲れたな〜と思ったら、しっかり休むことがまず第1です。
練習のレベルを上げるためには、自分の身体と相談しながら、練習の質と
量をコントロールして、少しづつ段階的にアップさせるようにしましょう。
そうすれば、極端に体調が落ち込むこともなく、確実にレベルアップする
ことができます。
「3歩進んで2歩戻る」ことにより、1歩づつ確実に目標に向かって進んで
いくのがトレーニングのコツなのです。
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◆3◆ 編集後記
この2週間で3レースという今までに経験したことのないハードな日程を
こなしました。結果はITUインターナショナル和歌山大会9位、東海ブ
ロック選手権優勝、蒲郡オレンジ大会(愛知県選手権)優勝という結果で
した。さすがにかなり疲労感ですが、良いトレーニングになりました。
少ない時間で強くなるためにはレースもトレーニングに組み込む必要が
あります。本命のレース、トレーニングとしての位置付けのレースを
しっかりと見極めて、コンディションをコントロールすることの重要性
を改めて感じました。
次回は2週間後、日韓競技力向上事業の一環として、韓国束草市で行わ
れるITUのインターナショナルレースに日本代表として出場予定です。
その前に、今週は引越し(豊田市→三好町)もあり、かなり忙しいです。
正直、身体(と心)がもつか不安?ですが、忙しくても心を忘れないよう
にしたいですね。
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強くなる!トライアスロン「74」のコツ
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