◆1日目
7/17(土)〜19(月)の3日間、新潟県での初のトライアスロン合宿を開催。開催場所は、阿賀町新三川温泉のホテルみかわ。源泉掛け流しの豊富な湯量を誇る温泉宿であるが、スポーツ合宿の誘致も行っており、日本体育協会公認スポーツ指導者が在中、今回の合宿全体のコーディネートをしてくださった。初めての開催地であったので、土地勘がなく、自分も不安がある中、細かい気遣いとサポートをしていただき、安心・安全に合宿のトレーニングを進めることができた。以前から新潟県のトライアスリートの方たちとは通信コーチングを通じて、ご縁があったので、ぜひ実際に新潟の地での合宿を実現させたいと思っていた。初回であるにも関わらず、口コミを中心に告知をしていただき、8名の方のご参加いただいた。また今回の合宿を通じて、すばらしい出会いがあり、開催して本当によかったと感じている。ご縁に感謝したい。
宿泊先のホテルみかわ
さて、新潟県阿賀町三川地区は、新潟市から磐越道を使って車で会津方面へ40分ほど。豊かな自然に囲まれた温泉地。愛知県からは約7時間。金曜日の朝に愛知を出て、午後4時ごろに到着。2週間前にも一度訪れてコースの下見をしているが、前日にもう一度トレーニングで使う練習環境をチェック。スイムは、B&Gプールを全面貸切、バイクコースは、1周約9kmの周回コースと、往復約50kmのコースを設定。ランコースは、朝Jog用の1周8kmのアップダウンコースと、スキー場の中にクロカンインターバルのための往復コース(1.2km)、初日のドリル練習、最終日のミニアクアスロンのためのB&Gの1周約500mの運動公園のコースを設定した。練習の流れ、イメージ作りができ、これで準備万端!あとは当日参加者の皆さんをお迎えするだけだ。
朝8:00より受付開始、8:30より会議室にてオリエンテーションを実施。3日間の合宿をより充実したものにするため、講師と参加者の自己紹介、スケジュール、合宿のトレーニングの目的をお話させていただいた。今回の合宿の一番の目的は「技術の習得」。トライアスロンの3種目において、体力と同等、またそれ以上に技術の向上によるパフォーマンスの向上がみられるということをまずは理解して頂いた。
オリエンテーション
まず始めに、スイムトレーニング。初日は、ビデオ撮影によるフォームチェックと基礎ドリルの紹介。主観と客観のズレを認識していただき、それを修正するための方法(感覚)を伝授。
スイムトレーニング後は、宿に戻って、昼食を取り、昼休憩。午後からはバイクレーニング。準備をしてさあ出発、というタイミングで雷雨が。急遽予定を変更し、室内でのローラー台でポジションチェックを行った。基本的なポジションの出し方を説明し、効率的なペダリングのだめには、正しいポジションが最重要ということを理解して頂いた。
ポジションの修正をした後、雨が止んだので、実走へ。アップダウンのある周回コースを1周走ってはポジションの再チェック、ペダリングスキル、テクニックをアドバイス。皆さん吸収が早く、みるみるうちに走りが変わっていく。
バイク練習後、すぐにラントレーニング。まずは体操、動的ストレッチ、動き作りのドリルを紹介。動き作りの重要性を理解していただき、自分の身体の重さを利用した走りを身につけてもらった。同じJogでも何も考えないでJogをするのと、動き作りをしっかりとして、よい意識を持ってJogをするのではまったく意味が異なる。よいイメージで軽くJogをして初日のトレーニングを終了。クールダウンを兼ねて、宿までバイクで帰って頂いた。
宿に帰って温泉で一日の疲れを癒し、夕食を食べて、ビールを飲んでリラックス。もちろん夕食後は、竹内鉄平合宿恒例の夜のミーティングを実施。今日一日のトレーニングの中での発見、気付き、疑問などを一人一人発表していただいた。活発な意見交換があり、非常に充実した合宿初日が終わった。まだあと2日ある。この短期間の合宿でも参加者の皆さんに、少しでも成長を感じていただけるように精一杯頑張りたい。
◆2日目
新潟合宿2日目。朝5時半に起床。AM6時から朝のJog。樹齢1400年、日本一の杉の木「将軍杉」までホテルから往復約8kmのコースを皆で走る。峠越えのアップダウンがあるので、結構きついが、将軍杉はあの有名な屋久島の縄文杉を越えるかなりのパワースポット。こんなところに日本一の杉の木があるの?・・・というようなところにあるが、その場所だけ雰囲気が違う。1400年からすれば、人間の一生なんて短いものだ・・・精一杯生きよう。
宿に戻って、朝風呂→朝食。本日から新潟県トライアスロン連合の指導者委員長の新井義之氏も合流しサポートに加わっていただいた。2日目のメインはバイクのミドルライド80km。ピーカンで、気温はぐんぐんと上昇。炎天下の中のバイクライドとなったが、サポート体制は万全、安心して練習・指導に集中することができた。ありがとうございます。
1日目に走った周回コースをウォーミングアップで2周した後、新発田方面へ。片道約30kmのワンウェイコースは、信号が2箇所しかなく、車の通りも少ない走りやすいコースだった。今日のテーマはバイクの集団走行。トライアスリートであっても、基本技術を身につけ向上させるためには、ロードの基本である集団走のトレーニングが必須。初めての方もすぐに上達するのがわかる。4名ずつの2グループに分かれてもらい、自分が初級者グループを、栃木県から参加のクイーンKさんに中〜上級者グループを見ていただいた。競技暦の長いクイーンKさんには、参加者にも関わらず今回の合宿中いろいろと助けていただき、他の参加者の方に的確なアドバイスもしていただき、本当に感謝!
途中適時休憩(水分補給)しながら、目的地のセブンイレブンを目指す。自分達のほかにも多くのローディーとすれ違う。セブンイレブンで昼食休憩後、再び三川に向かって出発。帰りは、10kmをビルドアップ区間として、ペースアップし刺激入れを行った。
宿に帰って、しばしの休息。ホテルから差し入れのおにぎりも頂き、午後からの練習に備えてエネルギーを補給!
PM3時より、ラントレーニング。ホテル近くのスキー場に移動して、まずは昨日行った体操・補強・ドリルの復習。流しを数本入れて、よい動きを確認した後、メインのクロカンインターバルに入る。片道600m、往復1.2kmのコースをビルドアップ式に3set。竹内鉄平がトレイルランを通じて学んだアップダウンの走り方のコツを伝授。重心の移動を意識して、平地は坂を下るように、登りは平地を走るように、下りは転げ落ちるように走る。ひとりではなかなかここまで追い込めないが、集団で走ることで自分の心理的限界値を引き上げることができる。
夏のスキー場をバックに記念撮影!
宿までは2km。もちろんしっかりとダウンジョグ!
ラントレーニング後すぐにB&Gプールへと直行。クールダウンと昨日の復習ドリルで30分スイムを実施。身体をほぐして終わることができた。ちょっとしたことだが、その日一日でトレーニングで満足して完結させるのではなく、明日の練習へとつなげる意識が大切。それでこそ「train」ingとなる。夜はホテルの大サービスで焼肉!がっつり食べてビールが美味しかった。その後ミーティングで意見交換。2日目も事故なく無事に終了。さて、残すは最終日!あと1日頑張りましょう!
◆3日目
新潟合宿3日目。朝5時半起床。6時より朝Jog。コースは昨日と同じ将軍杉巡りコース。さすがに3日目となると、皆さん疲労の色が濃くなってくる。自分も結構脚にきているが、帰りはなぜかビルドアップに?これも合宿ならでは。午前中はバイクトレーニング50km(新発田往復コース)。行きは昨日の復習を兼ね、集団走でローテーションを入れて走る。皆さん見違えるほどきれいにローテーションできるようになってた。
新発田のセブンイレブンで休憩後、後半戦へ。10kmほどイージーで走り、最後のポイント走は10kmノンドラフティング(単独走)。時間差スタートで個人タイムトライアル形式で行った。自分も久々のまじ走りでよい刺激がはいった!真の力を試される単独走は仕上げのトレーニングとしてふさわしい。宿に戻って温泉&昼食(カツどんorカレー)。
いよいよ合宿最後の実戦形式のアクアスロン練習。ウォーミングアップでコース試走を実施後、スイム200m+ラン2kmを2セット。駆け引きやバトルもあり、レースそのものの真剣練習だ。
スイム後、プールサイドでトランジション→そのまま外へランニング。
アスリート魂炸裂!!最後は真剣勝負!!
練習後、ホテルみかわの支配人様よりスイカの差し入れを頂いた。皆で食べて再会とレースの健闘を誓いあい解散となった。こうして2泊3日の新潟合宿が終わった。初めての土地で不安もあったが、温かいサポートがあり、非常に充実した合宿となった。今回参加してくださった皆様、ホテルみかわさま、本当にありがとうございました!!また来年も是非企画したいと思います。三川地区はトライアスリートにとって最高のトレーニング環境があります。新潟県近郊にお住まいの皆様、今後もぜひご利用ください。
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